昨年11月に購入して以来、AirPods Proを日頃の生活だけではなく、仕事でも使っている1ユーザーとして、仕事上での使い勝手を紹介したいと思います。
私の仕事の場面、社内外でのいくつかの業務パターンがあるのですが、その場面ごとの使い勝手の良し悪しをまとめています。
また、1日の労働時間(8時間勤務)の間、AirPods Proのバッテリーをなるべく長持ちさせる方法についても、取り上げてみました。
目次
私がAirPodsProを仕事で使う目的と場面
私が勤めている会社では、業務用の電話としてiPhoneが支給されています。
そして私は現在、会社携帯をAirPodsProと接続して
- 取引先や顧客、会社の同僚から、会社携帯へ掛かってくる電話を受けて会話する
- 遠隔ミーティング時のマイクとスピーカー代わりに使用して会話する
以上の2つの目的で利用しています。
そして、上記2つの目的を行う場面としては、
- 会社の事務所でオフィスワーク
- 自宅でテレワーク
- 外回り業務で歩いて移動
- 外回り業務で車で移動
- 外回り業務で電車で移動
以上の4つの場面があります。
オフィスワークでの使い勝手は?
会社の事務所でのオフィスワーク時に、AirPodsPro運用を始める前と後でどんな変化が起こったのか、実際のケースを説明しながら、紹介したいと思います。
業務用iPhone単独運用での不満点
会社のオフィスにいる時に、会社携帯に電話がかかってくる時には、だいたいPCの画面を見ながら業務をしていることが多いです。
電話がかかってきた都度、キーボード入力をしている手を一旦止めて、iPhoneを耳にあてて会話する、という行為が日頃から煩わしく思っていました。
また、会社支給のiPhone7は、電話相手の声が画面全体から聴こえているような感じがしていて、耳をiPhone本体のどこにあてて聴けばよいのか、分かりづらいとも感じていました。
また、着信音を鳴らさない設定にしているタイミングもあって、実は電話がかかっているのに、カバンの中や来ていない上着の中に入っていたりするなど、着電に気づかず、後から着信履歴を見て初めて気づいたケースもありました。
あっ、大事な電話にでられなかった。。。
オフィスワークでAirPodsProを使うメリット
上記に挙げた2つのケースの際に、AirPodsProを耳に着用してみたら、
PCでの作業中に電話がかかって来ても、AirPodsProで電話に出れば、キーボード入力している手を、長い時間止めることなく、会話することができました。
場合によっては、キーボードを入力しながらの会話も可能なので、重宝しています。
また、電話で会話しながら、電話の内容に関連しているデータがPCにある時に、
iPhoneの場合は、自分の耳と肩に挟む形で首を傾ける窮屈な体勢でiPhoneで相手の声を聴きながら、PCのディスプレイ上で確認する、ということになっていましたが、
AirPodsProで会話すれば、そんな窮屈な想いをする必要もなく、データを見ながら会話することができるようになりました。
また、iPhoneを常に自分の目の届く範囲で置いておかなくても、AirPodsProを耳に着用していれば、着電の際には耳音で着信音が鳴るので、電話がかかってきていることがすぐに分かり、大事な電話に確実にでられるようになりました。
また、類似の他社製品と普通のAirPodsを使っていると、耳の穴を塞いでしまう形になるので、同僚の話している声が聞こえづらくなってしまうと思います。
オフィスワークをする上では、周りの人とのコミュニケーションに支障が出てしまうのは問題となりますが、AirPodsProの場合は、外部音取込みモードがあるおかげで、AirPodsProを耳に装着していても、音が聴こえづらくなるのではなく、周りの音をちゃんと聞き取ることができるのも、便利に思いました。
- PC入力作業など両手を使う作業をしながらでも、電話対応ができる
- 電話がかかってきたらすぐに分かる
- 外部音取込みモードを使えば、周りの人の声もしっかり聴こえる
オフィスワークでAirPodsProを利用して分かったデメリット
AirPodsProを付けたままの状態でいると、付けている本人は気にならなくても、一緒に働いている同僚社員にとって、困ることもあるのだなと実際に使ってみて分かったことがありました。
電話中なのかそうではないのかの判断が難しい
例えば、同僚の人から、私に用事があって声をかけたいと思った時に、携帯電話や会社の内線電話で私が会話をしていれば、当たり前のことですが、今は私が電話中だと、分かりますよね。
△△さんは今電話中か。伝えたいことがあるけど、電話終わってからにしよっと。
しかし、私がAirPodsProを耳に付けている場合となると、私が電話で話しているかどうか、まわりの人から見た時に、非常に分かりづらいことが分かりました。
△△さんは今電話中なのかな?伝えたいことがあるけど、電話で話してるかどうか、よく分からないなぁ。。。
さらに、周りからみて分かりづらいと、仕事で必要な話をする時に声をかけたいのに、声をかけていいかどうかの判断も難しくなってしまうことも、実際に同僚から教えてもらって、知ることとなりました。
声をかけてもらいやすいように考えた方法
いくら業務用で使っているからとはいえ、他の人に気を使わせてしまうのは本意ではないので、声をかけてもらいやすいような方法を、自分なりに考えてみて、編み出した方法があります。
それは、AirPodsProを両耳に装着するのではなく、右か左、どちらか片方だけにする、ということでした。
AirPodsProは、左右にそれぞれマイクがちゃんとついているので、実は片方だけ耳に装着した状態でも、ハンズフリー通話ができるんです。
片耳だけAirPodsProをつけておくことで、両耳に付けている時の、まるで耳栓をしているかのような印象と比べて、周りの人から話しかけづらい雰囲気はいくぶん抑えられるのではないかというアイデアでした。
片耳だけの運用で生まれた思いもしなかったメリット
オフィスワークでのAirPodsPro片耳運用する前と後で、変化がありました。
両耳運用での1日の業務利用
両耳で運用していた頃の話です。AirPodsProは公称3.5時間使えるのですが、9時から就業して、11時半からお昼休憩に入るタイミングまで、公称のバッテリー駆動時間で問題なく運用ができます。
お昼休憩に入る際に、耳に付けていたAirPods Proを充電ケースに戻して、休憩中ずっと充電し続けるのがルーティンになります。
お昼休憩明けの12時半から18時の定時までとなると、公称時間以上となる5.5時間の業務利用となるため、16時過ぎにバッテリーが切れてしまって、両耳に付けていたAirPodsProをケースに戻すハメになり、そこから提示までの2時間前後、AirPodsProが一切使えない時間が発生してしまいます。
片耳運用での1日の業務利用
9時からの始業からお昼休憩までは、両耳運用の時と変わりはありませんが、お昼休憩明けから午後の業務に利用を始めて、16時過ぎに充電が必要となった場合、片耳に付けていたAirPodsProを充電ケースに戻すタイミングで、これまで利用していなかった別のAirPodsProを耳に装着することで、18時の定時まで十分にバッテリーを持たせることができることを体感しました。
仕事の都合上、残業が発生した時にも、16時から3.5時間は利用できるので、およそ19時半までは使い続けることができる計算になります。
テレワークでの使い勝手は?
2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響により、私の勤務している会社においてもテレワークの波が押し寄せ、私の所属部署においてはテレワークを基本業務のスタイルとする会社指示が出ました。私もそれに従って自宅でテレワークを行っています。
テレワークでAirPods Proを使う目的
実際にテレワークでAirPods proを使う目的は、オフィスワークと同様に
- 取引先や顧客、会社の同僚から、会社携帯へ掛かってくる電話を受けて会話する
- 遠隔ミーティング時のマイクとスピーカー代わりに使用して会話する
以上2つの目的となりますが、会社の事務所でのオフィスワークと異なる環境であることを体感しています。
テレワークでAirPods Proを使うメリットは?
それは、会社の事務所にいる時には自分の仕事に専念することができるのですが、自宅でのテレワークとなると、私の家庭は共働き世帯なので、妻が会社に出社する際には、
- 休校措置のため、子供の朝食、昼食、夕食の調理と片付け
- 衣類の洗濯と乾燥、取込みそして折畳み
- 家庭内ごみ集約とごみ出し
- 宅配便受け取り
- 外からかかってきた自宅電話対応
これらの家事も仕事と並行しながら、1日を過ごすことになります。
料理をしている時、洗濯物をベランダに干している時、家の中のゴミをゴミ袋に集約している時、家事をしている手を止めて、電話に出なくてはならない煩わしさは、テレワークを始めてから体感したところです。
服やズボンのポケットに会社iPhoneが入っていればまだ良い方ですが、自室にiPhoneが置いてあって、自分はキッチンや居間で家事をしている最中に電話がかかってきて、着信音が聞こえたら部屋まで走って取りに行くのでバタバタ、着信音が鳴らないマナーモードになっていたら、ブルブル音に気づかずに電話に出られなかった、なんていうことがあると思います。
上記のような場面においても、AirPods Proを装着していれば、家事をしていて両手がふさがっていたとしても、電話がかかってきたことはすぐに分かりますし、電話に出るのもAirPodsProの柄の部分を1回、カチッと押し込んであげるだけで電話対応ができるのですごく楽に感じます。オフィスワーク以上にAirPods Proの使い勝手の良さが際立っていると思いました。
外部音取り込みモードの重要性
また、家の中にいると、いろいろな生活音も気にする必要がでてきます。たとえば、
- 家にいる家族から自分への呼びかけ
- 炊飯器でご飯が炊きあがった通知音
- 食器洗浄機の洗浄が終わった通知音
- 洗濯機の洗濯が終わったことを知らせる通知音
- 外からかかってきた家庭電話の着信音
- 宅配便が家に届いた時のチャイム
ちょっと考えただけでも、これだけあります。そんな時に、両耳をワイヤレスイヤホンで防いでしまっていると、聞き取りが難しくなってしまう通知音があるかもしれません。
AirPods Proであれば、外部音取り込みモードがその実力を発揮してくれて、上記などの通知音を聞き漏らすことなく、家事を進められるのもメリットに挙げられます。
以上のことから、テレワークでもAirPods Proは十分に役になってくれます。もしかすると、オフィスワークよりもテレワークの方が、より使い勝手が良いかもしれませんね。
外回り業務で車を運転する際の使い勝手は?
外回りで車を運転する時に、会社iPhoneに電話がかかってきた時に、車を運転しながら電話で話す際には、通常のようにiPhoneを耳にあてて電話で話すと道路交通法違反になってしまいます。
そのため、スピーカー越しに会話をするか、Bluetoothイヤホンなどをつけて話をすることになります。
スピーカー機能で会話する場合
電話対応をスピーカー機能を使って行う場合、まわりの騒音に負けず相手の声をはっきり聴こえやすいように音量を上げる操作を運転中にすることになるので、注意が散漫になり危険です。
また、iPhone用のホルダーに付けた状態で運転する場合、iPhoneのマイク部分にホルダー部分が意図せず蓋をしてしまっている状態で、こちらが話している声が相手側に聞き取りづらいケースもあるかもしれません。
Bluetoothイヤホン(運転向けヘッドセット)で会話する場合
Bluetoothイヤホンで話をする場合、事前にiPhoneとペアリングをする必要はありますが、一度接続できてしまえば、あとはそれほど困ることはありません。
唯一気になるのは、イヤホン(もしくは運転用ヘッドセット)を付けている耳を塞いでしまっているので、まわりの音が聴こえづらくなり、運転する際に違和感を感じるところです。
車を運転する上で視覚から入ってくる情報が一番大事になるのですが、聴覚も大事な要素であると思います。
例えば、パトカー、救急車や消防車のサイレン、運転中に注意を払うべき子供の声、他車やバイクの排気音など多岐にわたります。
車を運転する上でAirPodsProを使うメリット
車を運転中にAirPodsProを使うメリットは、オフィスワークでのメリットにも挙げましたが、外部音取り込みモードを使用することで、運転する上での必要な聴覚情報を遮断することなく、取り入れが可能であることです。
歩いて移動・電車で移動の場合
オフィスワークや車を運転中する上でのメリットと比べ、上記2つのメリットがどんなものがあるか、実体験で感じることができた際に、追記したいと思います。
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