過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS7対応)を解説するシリーズ企画の第10弾となります。
Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤があります。
こちらのページでは、watchOS7で提供されているGMTという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。
この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。

文字盤概要
GMTは、自分がいる国と任意の別の国と2か国分の時刻を1つの文字盤で確認することのできる文字盤になります。
文字盤公式説明
現地時間とグリニッジ標準時との時間を表示するクラシックな時計からインスピレーションを得たこの文字盤には、現地時間を表示する12時間表示の内側ダイヤルと第2タイムゾーンを追跡できる24時間表示の外側ダイヤルを備えています。
Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより
厳選された都市名のリストから選択するか、世界時計のリストから追加します。
文字盤のダブルトーンのカラーは昼と夜、そして選択した都市の日の出と日の入りの時刻を反映しています。
文字盤グラフィック

通常表示と常時表示の比較
常時表示になると、
- 時間を比較する国の日中(赤色)と夜間(青色)を表す色
- 時間を表すアラビア数字
- コンプリケーションの文字
の照度が低くなっていることが分かります。常時表示の時に表される情報と通常時の違いは、
- 秒針
- プライベートな情報
が非表示になっているところです。

文字盤設定画面

GMTで設定できる項目として、
- カラー
- コンプリケーション
以上、2つが用意されています。
カラー

GMTで用意されている配色は、相当な数になります。なお、GMTでは1日を日中と夜間の2つに分け、それぞれ異なる色を配色しているため、1つの設定に2色ペアになっています。色分けは私の個人的な主観が入ってしまっているので、こちらをご覧になっている皆さんからすると、うん?と思う振り分け方があるかもしれませんが、ご容赦願います。なんと全部で89種類もありました!
- ネイビーブルー/ウォーターメロン
- スレート/ウォーターメロン
- スレート/ネイビーブルー
- スレート/ブラック
- アイボリー/ウォームグレイ
- ホワイト/ウォームグレイ
- ホワイト
- ソフトホワイト
- ペールピンク/ウォームグレイ
- レッド
- オレンジ
- クレメンタイン
- アプリコット
- ピーチ
- パパイヤ
- クムクワット
- ライトオレンジ
- ピンクサンド
- ライトピンク
- ビンテージローズ
- グレープフルーツ
- ピンク
- エレクトリックピンク
- ピンクストラス
- ネオンピンク
- ドラゴンフルーツ
- ハイビスカス
- ポメグラネット
- ローズレッド
- カメリア
- フラミンゴ
- マンゴー/ウォームグレイ
- メローイエロー
- レモンクリーム
- イエロー
- ポレン
- カナリアイエロー
- フラッシュライト
- フラッシュ
- ゴールド
- ローズゴールド
- イエローゴールド
- エバーグリーン/ウォームグレイ
- グリーン
- スペアミント
- ミント
- ベリル
- シーフォーム
- ノーザンブルー
- ストームグレイ
- カクタス
- パイングリーン
- キプロスグリーン
- ターコイズ
- ライトブルー
- サーフブルー
- ブルー
- ロイヤルブルー
- セルリアン
- アジュール
- パシフィックグリーン
- ブルーコバルト
- アラスカンブルー
- ダークティール
- ブルーホライゾン
- ディープネイビー
- リネンブルー
- デニムブルー
- ミッドナイトブルー
- オーシャンブルー
- デルフトブルー
- ライラック
- インディゴ
- パープル
- ウルトラバイオレット
- ラベンダーグレイ
- ラベンダー
- プラム
- ミストブルー
- キャメル
- ウォルナット
- ストーン
- アンティークホワイト
- クリーム
- ぺブル
- ココア
- コースタルグレー
- ダークオリーブ
- カーキ
コンプリケーション
コンプリケーションを設置できるのは以下の5か所になります。
- 左上 → ①
- 右上 → ②
- 中(日付) → ③
- 左下 → ④
- 右下 → ⑤


おすすめコンプリケーション
カラーにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。
左上・右上・左下・右下
文字盤の四隅に設置できるコンプリケーションでの表示は曲線型になるので、曲線形のグラフ、または曲線のテキスト表示ができるのが向いていると思います。具体的には、
- 天気・気温
- 気象状況
- 降水確率
- バッテリー
- ミュージック
になります。
中(日付)
この場所に設置できるコンプリケーションは、
- カレンダー
の日付だけしか設置できないレアなコンプリケーションの配置場所になります。日付を設定しない場合、オフが唯一の選択肢となります。
2か国目の時刻登録方法
今自分のいる国の時刻設定は不必要にはなりますが、時間を見比べたいもう1か国の登録方法を説明します。
実は、文字盤画面の長押しで呼び出すカスタマイズメニューからでは登録できない、ということがポイントです。まずは、GMTの文字盤を軽くタップしてみてください。すると下の画面になります。

ここで、デジタルクラウンをクルクルと回すと、いろいろな国の都市名と共に、それぞれの都市の現地時間が切り替わっていきます。下の画面はイギリス・ロンドンの現地時間にデジタルクラウンを合わせた状態になります。

時刻を見比べたい都市を設定出来たら、右下にある✔(チェックマーク)をタップすれば登録完了です。
2か国の時刻表示の見分け方
GMTでは今自分のいる国と任意の別の国の2つの時間を一緒に確認することができるのが、最大の特徴となりますが、こちらでは2か国の時間帯の見分け方をお伝えします。こちらでは日本とイギリスを例を取ってご説明します。
日本時間の見分け方
自分のいる国(ここでは日本時間)の時間は、円の内側にある1~12の数字の時間(12時間表記)で表しています。下の写真で緑色の線で囲っている部分、7時となっています。この場面で正確な時間を表すと夜の7時です。分針は、およそ1分を示しているので、日本は夜の7時1分となります。

イギリス時間の見分け方
一方で、イギリスのロンドンの現地時間の見分け方ですが、外周部分に24個の目狩りが1周しており、24時間表記になっていて、赤くて針の先端が丸くなっている秒針のようなものが、別の国の時間を表しています。この赤い針の先には、11という数字が表されており、ロンドンは11時だということになります。分針は日本と共通の為、イギリス・ロンドンの現地時間は、11時1分であるということになります。

昼夜の見分け方
また、比較している先の国がいま日中なのか、夜間なのかを見分ける方法として、宴会になっている外周部分を見てください。赤色で示しているのは日中で、太陽が出ている時間となり、一方で深い青色(ネイビーブルー)で示しているのが夜間であることを示しています。

文字盤タイプ診断

GMTという文字盤は、
- 表示される情報としては、この文字盤本来の2か国間の時刻を1度に確認することができる目的通り、現在の時刻や5つのコンプリケーションによってい伝えられるのはテキスト重視となり
- 機能性については、2か国間の時差、そして相手国側の昼夜も分かることから、実用性を重視しており
- 表示される情報量は、2か国間の時差と昼夜の把握、そして5つのコンプリケーションによって多くもたらされ
- カスタマイズ要素は、時差を比較する都市の多さ、コンプリケーションも5つ表示できることから多くて
- 見た目の印象は、クロノグラフを彷彿とさせるような高機能アナログ時計のまじめ感のある
文字盤となっていると思います。
- Apple Watch Series 10 59,800円〜 万人向けのスタンダードモデル(販売開始:2024年〜)
- Apple Watch Ultra 2 128,800円〜 大きいサイズで高級志向モデル(販売開始:2023年〜)
- Apple Watch SE 34,800円〜 リーズナブルな価格の入門モデル(販売開始:2022年〜)
- https://www.apple.com/jp/watch/
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〜2024月11月10日 23:59まで〜