過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS7対応)を解説するシリーズ企画の第14弾となります。
Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤が用意されていることがあります。
こちらのページでは、watchOS7で提供されているクロノグラフプロという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。
この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。

文字盤概要
いわゆる高級腕時計によく見られる、陸上競技や自動車・バイクレースなどのスピードを競う競技のタイム計測で使えるクロノグラフ機能を文字盤化して、Apple Watchでも利用できるようになったものになります。同じ目的として利用される文字盤として、クロノグラフがあります。
文字盤公式説明
この文字盤の12時間表示のダイヤルを囲むベゼルをタップすると、クロノグラフになります。
60秒、30秒、6秒、または3秒の単位で時間を記録します。
または、新しいタキメーターのタイムスケールを選択して、一定の距離の移動にかかった時間に基づいて速度を測定します。
Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより
文字盤グラフィック

通常表示と常時表示の比較
下に2つの表示の写真を並べて掲載しましたが、通常表示と常時表示の違いは2点あり
- 文字盤中央下に配置されている現在時刻の秒針
- プライバシーに関わる情報
が非表示になっているところです。また、12個の時刻を表示している外周部分や画面中央の時間計測用の表示部分の色がホワイト→グレーになる一方で、分針と秒針がブラック→ホワイトに色が変わっていました。


文字盤設定画面

クロノグラフプロで設定できる項目として、
- カラー
- タイムスケール
- コンプリケーション
以上、3つが用意されています。
カラー
クロノグラフプロで用意されている配色は、97色になります。
なお、クロノグラフプロでの配色は文字盤の背景色が変わるパターンと、文字盤の背景色に加えて四隅のコンプリケーションの色が変わるパターンの2つが用意されており、それぞれが同時には設定できず、二者択一になります。その境目は下の写真にあるように、左側が文字盤の背景色のみ変更となるグループで、1つ右側のレッドから先は文字盤とコンプリケーションの配色が一緒に変更になるグループになります。

外周の目盛り色
外周の目盛り色として設定できるカラーは、10色あります。
- ネイビーブルー
- アイボリー
- ペールピンク
- ホワイト
- エバーグリーン
- マンゴー
- スレートⅠ
- スレートⅡ
- ウォームグレイ
- ウォーターメロン

外周の目盛りと四隅のコンプリケーション色
外周の目盛りと四隅のコンプリケーションに配色できるのは、87色あります。
- レッド
- エレクトリックオレンジ
- オレンジ
- クレメンタイン
- アプリコット
- ピーチ
- パパイヤ
- クムクワット
- ライトオレンジ
- サンフラワー
- メローイエロー
- レモンクリーム
- イエロー
- ポレン
- カナリアイエロー
- フラッシュライト
- フラッシュ
- グリーン
- スペアミント
- ミント
- ピスタチオ
- ベリル
- シーフォーム
- ターコイズ
- クラウドブルー
- ライトブルー
- サーフブルー
- ブルー
- ロイヤルブルー
- セルリアン
- ライラック
- ミストブルー
- アジュール
- ノーザンブルー
- ストームグレイ
- カクタス
- パシフィックグリーン
- ブルーコバルト
- アラスカンブルー
- ダークティール
- ブルーホライゾン
- アビス
- ディープネイビー
- リネンブルー
- デニムブルー
- ミッドナイトブルー
- オーシャンブルー
- デルフトブルー
- インディゴ
- パープル
- ウルトラバイオレット
- ラベンダーグレイ
- ラベンダー
- ピンクサンド
- ライトピンク
- ビンテージローズ
- グレープフルーツ
- ピンク
- エレクトリックピンク
- ピンクシトラス
- ネオンピンク
- ドラゴンフルーツ
- ハイビスカス
- ポメグラネット
- プラム
- ローズレッド
- カメリア
- フラミンゴ
- キャメル
- ウォルナット
- ストーン
- アンティークホワイト
- クリーム
- シーソルト
- ソフトホワイト
- ぺブル
- ココア
- コースタルグレー
- ダークオリーブ
- カーキ
- パイングリーン
- オリーブ
- キプロスグリーン
- マラードグリーン
- ゴールド
- ローズゴールド
- イエローゴールド

タイムスケール
時間計測用のタイムスケールとして設定できるのは、
- TACHYMETER
- 60秒
- 30秒
- 6秒
- 3秒
の5種類用意されています。

3つの小さなアナログ時計の違い
今回、紹介記事を書くにあたって、いろいろと触ってみる中で、それぞれの役割を理解することができました。それをまとめたのが下の写真になります。

文字盤中央の上にあるのが、タイムを測定するためのもので、下にある時計が現在の時間を表す秒針の役割を担っています。例えば上の写真での時間は、2時36分23秒を表しています。
コンプリケーション
コンプリケーションを設置できるのは以下の4か所になります。
- 左上 → ①
- 右上 → ②
- 左下 → ③
- 右下 → ④


ストップウォッチの使い方
文字盤上、四隅のコンプリケーション以外のところはどこでもタップすると、文字盤の切替わりが入って時間の計測画面に切替わります。下の時間計測はTACHYMETERの例になります。右下の緑色のボタンが、時間計測を始める際に押す場所です。

時間計測後に右下の赤いボタンはタップすると計測自体をストップします。

赤いボタンをタップして計測を止めると、赤いボタンから緑色へボタンの色が切り替わります。この状態で、左下の白いボタンをタップすると計測自体をキャンセルして、通常時の文字盤に戻ります。

なお、緑のボタンをタップすると、一時中断していた計測を再開します。
おすすめコンプリケーション
クロノグラフにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。
左上・左下・右下
文字盤の四隅に設置できるコンプリケーションでの表示は曲線型になるので、曲線形のグラフ、または曲線のテキスト表示ができるのが向いていると思います。具体的には、
- 天気・気温
- 気象状況
- 降水確率
- バッテリー
- ミュージック
になります。
クロノグラフとの違い
クロノグラフプロ | クロノグラフ | |
---|---|---|
グラフィック | ![]() | ![]() |
タイムスケール | 5つ | 4つ |
小型アナログ時計 | 3つ | 2つ |
コンプリケーション数 | 4つ | 5つ |
文字盤タイプ診断

クロノグラフプロという文字盤は、
- 表示される情報としては、主に現在の時刻やタイム計測するためのアナログ時計が中心となり、5つのコンプリケーションが配置できるものの、ビジュアル重視の文字盤となり
- 機能性については、タイム計測に特化した文字盤となるため、実用性を重視しており
- 表示される情報量は、時間の表示、そして4つのコンプリケーションによって多くもたらされ
- カスタマイズ要素は、タイムスケールの変更、コンプリケーションも4つ表示できることから多くあり
- 見た目の印象は、本物のクロノグラフを彷彿とさせるような高機能アナログ時計のまじめ感のある
文字盤になっていると思います。
- Apple Watch Series 10 59,800円〜 万人向けのスタンダードモデル(販売開始:2024年〜)
- Apple Watch Ultra 2 128,800円〜 大きいサイズで高級志向モデル(販売開始:2023年〜)
- Apple Watch SE 34,800円〜 リーズナブルな価格の入門モデル(販売開始:2022年〜)
- https://www.apple.com/jp/watch/
【PR】


〜2024月11月10日 23:59まで〜