AirPodsProのファームウェア2C54はノイズキャンセルの質が著しく落ちる報告あり

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先日、AirPodsProのファームウェアのアップデート(2C54)がリリースされ、そのバージョンがすでに私のAirPodsProに適応されていたことをお知らせする投稿をしましたが、

ここ最近になって、実はこのファームウェアにノイズキャンセルのパフォーマンスが著しく落ちてしまう不具合が含まれているというニュースが出てきたので、ご紹介します。

ニュース概要

2019年12月16日にリリースされたAirPodsProのファームウェア、2C54ではノイズ除去のパフォーマンスの低下が発生しているとみられます。
オーディオ機器レビューサイトであるRtingsにて、2C54のファームウェアが適応されたAirPodsProにて、ノイズキャンセル機能のパフォーマンスを評価するテストを行ったところ、ユーザーが訴えているノイズキャンセル機能低下について正確だということが分かったということでした。

低音でのノイズキャンセリングの著しい機能低下

Rtingsがノイズキャンセル機能のパフォーマンス評価テストを行ったところ、主に低音域でのノイズ除去のパフォーマンスに、以前のファームウェアでのテストと比べて、著しい低下が認められたということです。 2C54適応済のAirPodsProを装着した時に、バスや航空機の低い唸るようなエンジン音のノイズ除去について、以前のファームウェアバージョンの時と同様の効果を果たすことができていないことが分かったとあります。 実は、ノイズ除去のパフォーマンス低下について、Appleが試みた低音帯域の音質向上のアプローチに直接起因するものとみられるようです。 Rtingsでは、低音域の音質向上もあわせて確認ができたと知らせているところです。

2C54のアップデートはリリース後すぐ取り下げ

2C54のファームウェアについては、Appleから明確な理由は示されていないものの、リリース後すぐにアップデートデータを取り下げられているものの、ユーザー側からは2C54以前のファームウェアとのノイズキャンセル効果の違いに不満の声が上がっている状況であり、実際どれほどのユーザーが今回の件で影響が及んでいるのか、つかめていない状況になっているようです。

私の感想

すでに、私のAirPodsProのファームウェアも2C54にアップデート済であり、このニュースを聞くまでは、はっきりとした感覚を持っていませんでしたが、この情報を知ってから、思い返してみると、確かに通勤時に使っているバスや地下鉄の騒音ももちろんのこと、自分が歩いている振動すら気になるようになっていたことに気づきました。

過去に投稿したノイズキャンセルの3つのモードの使い分けの記事(下のリンク先記事)についても、2C54適応時のものでの情報というように、言い改めた方が良いかと思いました。

今は、1日でも早く、ノイズキャンセルのパフォーマンス向上(というより元に戻す)をお願いしたいところです。私の場合、音質向上は2の次で良いと考えています。

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