当サイトの人気記事の一つにはAirPods Proのフル充電までにかかる時間を検証した記事がありますが、
先日リリースされたAirPods Proの最新ファームウェアのタイミングで、ケース自体のバージョンアップもあったため、2021年5月時点での充電速度に変化があるのかどうかを検証し、過去記事との比較を行いましたので、ご紹介します。
他サイトさんでの情報では、ケースのバージョンは以前まで1.0.5だったそうで、今回のバージョンは1.0.8になっていたことから、そこそこの改善や不具合解消があったのではないかという想定です。
目次
検証日時
2021年5月10日(月)17:00 ~ 18:00
検証スタート
では、検証スタートです。17時ちょうどに、バッテリー残量が0%になったAirPods Proを充電ケースに納めて充電開始です。
10分後
充電を始めてから10分後の状態をチェック。0% → 53%という結果。なんとすでに半分超も充電されていて驚きました。
AppleのAirPods Proの公式ページでの仕様は、『充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間』となっているので、急速充電の仕組みがあるんでしょうね。
2019年時点の検証結果と比べると、10分後の充電パフォーマンスはほぼ同じ結果でした。
20分後
20分が経ちました。結果は、53% → 75%となり、22%上昇です。バッテリーのおよそ3/4が充電できており、開始後20分あたりでも急速充電が働いていそう。
30分後
30分が経過しました。バッテリーは75% → 83%まで充電されています。8%の伸びがありました。さすがにここまでくると急速充電機能の恩恵はなくなってしまっていそうです。
2019年の検証結果と比べると、30分後の充電結果もほぼ同様の結果でした。
40分後
40分が過ぎました。バッテリー残量は、83% → 91%に増え、伸び幅は7%という結果になりました。
2019年時点の検証結果と比べると、当時は90%超えには約45分掛かっていました。今回、5分早く90%に達しているので、これがケースのバージョンアップの恩恵と呼べるのかしれませんね。
45分後
ここからは5分刻みで確認してみましたが、45分経過でバッテリー残量は、91% → 97%となり、6%の伸び幅となっていました。
2019年の結果と比べて、95%を超えたのは47分後だったため、今回もわずか2分ですが充電速度が増していました。
50分後
50分後のバッテリー充電状況では、97% → 98%となり、わずか1%の伸び幅でバッテリーに負担をかけないように、かなり充電スピードを落としている印象です。この結果から、45分間充電し終わったら、ケースから取り出して使い始めても良いかもしれません。
55分後
55分が経過しました。バッテリーの残量は、98% → 99%を示しており、5分前と同様わずか1%の進捗しかありません。
60分後
60分(1時間)が過ぎ去り、バッテリーは99% → 100%で満タンとなりました。
フル充電となるのは、2019年に検証した時の結果と同じになっていました。
まとめ
2019年の時の検証結果と比べると、AirPods Pro本体への充電がほぼ満たされている90%に到達するまでのスピードが5分ほど早まって、40分間でOKだということになりました。さらに95%に達するのも2分というわずかな差ではありますが、早くなっています。
なお、97%から先、100%になるまでは10分間で1%ずつしか伸びがないため、伸び幅が狭く、早く再利用したい場面においては、90%に達する40分まで待つか、95%を超える45分まで待ったら、再利用をし始めてもいいのではないかと思いました。
2019年の検証当時の充電ケースのバージョンが不明なのが残念ですが、充電スピードが最高で5分早くなっているのは、最新のソフトウェアバージョンによる恩恵といって良いのではないかと本サイトでは結論付けたいと思います。