【更新履歴】10月10日 Apple公式仕様でのSeries 7のスペックを比較表に反映、新たなコンテンツを追加
9月15日に行われたAppleの新製品発表会において、Apple Watch Series 7が発表されました。こちらのページでは、現行機種であるSeries 6とスペック比較をしています。
9月15日時点で、Series 7のスペックは公開されておりませんので、下記で用意した比較表の項目で不明なものがあることをあらかじめご了承ください。今後、スペックが公開され次第、情報を更新する予定です。
(追記)10月10日現在、Apple公式サイトにてSeries 7のスペックが公開されておりますので、公式情報を元にSeries 6と比較しました。
なお、取り上げた項目は、新製品発表の際に紹介された下記スライド資料も参考にしています。
目次
Series 7と6のスペック比較表
下記の表内で赤色で表している部分は、Series6と比較してSeries7が優れている項目になっています。
Series 7 | Series 6 | |
外観 | ||
画面表示領域 | Series6より20%拡大 | Series 3より30%拡大 |
ケースサイズ | 41mm 45mm | 40mm 44mm |
耐水性 | WR50 静止状態で水深50mまでの水圧に耐える | WR50 静止状態で水深50mまでの水圧に耐える |
防塵性 | IP6X | 非対応 |
高度計 | 常時計測 | 常時計測 |
加速度センサー | 最大32G(転倒検出対応) | 最大32G(転倒検出対応) |
心拍センサー | 第3世代の光学式心拍センサー | 第3世代の光学式心拍センサー |
心電図測定 | ○ | ○ |
血中酸素濃度測定 | ○ | ○ |
睡眠状態測定 | ○ | ○ |
CPU等 | S7 W3 U1チップ | S6 SiP W3 U1チップ |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB |
Wi-Fi | 802.11b/g/n 2.4GHz、5GHz | 802.11b/g/n 2.4GHz、5GHz |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
ディスプレイ素材 | LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 | LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 |
常時表示時の明るさ | 70%以上明るくなる 比較対象モデル不明 | - |
耐亀裂性 | 全モデルで最も割れにくい前面クリスタル採用 Series6の2倍以上の厚さ | - |
裏蓋素材 | セラミックとサファイアクリスタル | セラミックとサファイアクリスタル |
充電時間 | Series6よりも最大33%高速充電 | - |
サイクリングワークアウト | 自転車利用自動検知 転倒検知最適化 電動自転車アルゴリズム改良 | 自転車利用移動検知 *watchOS8適用で確認済 |
Series 7 オリジナル文字盤 | モジュラーデュオ 輪郭 | - |
Series6ユーザー視点から見たSeries7の魅力
私は現在Series 6を所有していますが、今回スペック比較をして明らかになったSeries 7の優位性について項目ごとにまとめます。
ケースサイズ+画面表示領域
上記2項目では、Series 7ではいずれも拡大。表示領域が大きくなったことでの恩恵は、文字の大きさにも現れることが想像でき、比較的小さい文字も多少視認しやすくなるのかなと感じました。
オリジナル文字盤
前述した画面表示領域の拡大の恩恵の一つとして、2つのオリジナル文字盤
- モジュラーデュオ
- 輪郭
が用意されています。
特に輪郭文字盤については、製品発表会においても大きく取り上げられており、目立っていました。
輪郭は、Series7を象徴するイメージでインパクト重視の印象。一方でモジュラーデュオについては、スポーツなど2つのデータを見比べることが必要、または便利なシチュエーションで役に立ちそうです。
防塵性
普段使いの中では、特に防塵性が気になる場面はあまりありませんが、強いて言えば、風が強く吹いていて砂塵が這い上がってしまうような時に外出している時には役に立つかもしれません。
チップ
S7チップが採用されているものの、この新たなチップがユーザーにとってどんなメリットをもたらしてくれるのかがイマイチ分かりません。高速充電対応に必要だったりするのでしょうか?
常時表示の明るさアップ
特に明言がされていないのですが、おそらくSeries 6と比べて常時表示の明るさが、70%以上明るくなったというのは驚きです。このアドバンテージが最大限に発揮されるのは、直射日光下での行動となりそうです。
耐亀裂性
耐亀裂性については、Series 6と比べて力の入れようが感じられた項目になります。ディスプレイの前面クリスタルをSeries 6の倍の厚さにした上で、亀裂が生じにくいデザインに設計されているということで、厚みが増えた分内部のOLEDディスプレイにタッチセンサーを統合して薄型化に成功したということで帳尻を合わせているようです。
充電時間
USB-C磁気高速充電ケーブルを採用して、Apple 20W USB-C電源アダプタで充電することにより、Series6よりもより早く充電をすることができるようになっています。しかし、USB-C電源アダプタを持っていないとこのアドバンテージを生かすことができないため、注意が必要です。
Series 6ユーザーは乗り換えるのか?
これまでSeries7の優位性を紹介してきましたが、いずれもApple Watchのハード・ソフウェアの底上げをしてきた格好に私の目には映りました。
しかしながら、噂されていたヘルスケア関連の新機能実装やバッテリー駆動時間延長は果たされず。また、販売価格も値上がり(下記で紹介しているほぼ同一モデルによる比較で1,720円の値上がり)をしていることもあり、主要な機能などのベースアップだけで、買い替えたいという気持ちに繋がる人もいれば、買い替えまでは至らない人もいるのではないか?と思います。