WF-1000XM4唯一の不満はタッチセンサー割り当てのカスタマイズがイマイチな点!Jabra Elite 85tを見習ってほしい!

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昨日、発売開始されたばかりのSony製完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルとなるWF -1000XM4ですが、発売当日に手に入れて以来使い倒しており、総じて全体のパフォーマンスに満足しているものの、唯一不満に感じている機能があるのでご紹介します。

WF-1000XM4を使ってみての雑感

後日、別記事で詳細をレビューする予定ですが、昨日から使い始めて以来、その完成度の高さから良い買い物をすることができたと感じています。WF -1000XM3から刷新されたイヤーキャップと自分の耳の相性が良くて、パッシブノイズキャンセリング性能もちゃんと発揮してくれてます。そして、ANCについては文句のつけようがない高いノイズ除去能力を発揮。また、音質面ではSony独自のハイレゾ同等のデータ送信対応のBluetoothコーデックとなるLDACに対応をしているNW-ZX300と接続しての楽曲再生では、十二分に音質の良さを体感することができています。

唯一の不満点

ただし、唯一不満に感じた点がありました。それは、Sony headphones Connectアプリによる設定で、イヤホン本体に備わっているタッチセンサーでの操作について、自分好みに機能割り当てをすることのできるカスタマイズ機能の乏しさです。

外音・再生・音量コントロールがグループ化

WF-1000XM4のイヤホン左右ごとに、タッチセンサーへ割当てができる操作のカスタマイズができるのですが、仕様として、

  • 外音コントロール
  • 再生コントロール
  • 音量コントロール

という3つの操作ルールを、左右1つずつ割り当てをする仕組みになっています。

外音コントロールの操作

  • シングルタップ → ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替え
  • 長押し → クイックアテンション

再生コントロールの操作

  • シングルタップ → 再生と一時停止
  • ダブルタップ → 次の曲
  • トリプルタップ → 前の曲
  • 長押し → 音声アシスタント機能起動

音量コントロールの操作

  • シングルタップ → 音量アップ
  • 長押し → 音量ダウン

タップ操作のルールが固定

以上、3つのコントロールの操作ルールは固定化されており、ユーザー側で変更することができない残念な仕様です。腑に落ちないのが、再生コントロールで用意されている操作ルールは、4パターン(タップ数1、2、3回+長押し)用意されている一方で、他2つのコントロールでは1回タップと長押しの2パターンしかなく、アンバランスな状態が目立ちます。

タップ操作のルールについて、いずれのコントロールでも最大数となる4パターン操作できるようにして、それぞれの操作をユーザー側でカスタマイズできるようにして欲しいです。

利用できないコントロールが発生

さらには左右のイヤホンに上記3つのコントロールから、択一で2つのコントロールを設定することしかできません。例えば、右には再生コントロールを割り当て、左には音量コントロールを割り当てると、素晴らしい性能のANC機能を操作できる外音コントロールが使えなくなってしまいます。これも非常に残念な仕様です。

カテゴリごとのコントロールというグループ化を撤廃して、機能ごとに片耳で最大4パターン用意されているタップ操作に、個別で設定できるようにして欲しいです。

Jabra Elite 85tの高い操作カスタマイズを見習って欲しい

ここで比較対象に挙げたいのが、Jabra Elite 85tになります。Jabra Sound+アプリを使って、イヤホン本体に内蔵している物理ボタンを使って行う操作のカスタマイズについて紹介します。

固定されている操作

Jabra Elite 85tの物理ボタンで唯一固定化されている操作は、ボタンの長押しになります。

  • 右側ボタン長押し → 音量アップ
  • 左側ボタン長押し → 音量ダウン

ユーザー側でカスタマイズできる操作

長押し以外に用意されている操作パターンは、ボタンの1、2、3回押しの3パターンとなり、それぞれ1つずつユーザーが好きな操作を割り当てができます。

用意されている操作としては、

  • 再生と一時停止
  • 次の曲目
  • 曲目の再開
  • 音声アシスタント
  • サウンドモード(ANC、外音取込み)

を個別に割り当てできるという非常に高いカスタマイズ性を有しています。Sony Headphones Connectのような3つのコントロールに縛られることなく、自分好みの操作を6つのボタン操作パターンに割り当てすることができる機能を非常に気に入っています。

まとめ

Sonyさんに期待したいのは、WF-1000Xm4の今後のファームウェアアップデートにおいて、Jabra並みの操作カスタマイズを実装してくれることです。私も1ユーザーとして、欲しい機能としてのリクエストをあげてみようと思います。

このリクエスト通りに実現してくれたのなら、2021年時点で最強の完全ワイヤレスイヤホンになることは間違いないと断言できるほど、完成度の高いプロダクトです。

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