【更新履歴】5月26日 グラデーション文字盤の中で動く秒針の動画を追加
過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS6対応)を解説するシリーズ企画の第9弾となります。
Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤が用意されていることがあります。
こちらのページでは、watchOS6で提供されているグラデーションという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。
この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。
目次
グラデーション概要
グラデーションは、文字盤のベース色を数多くのカラーから選択でき、設定したカラーの濃淡の境目がまるで漁船で使う魚群探知機のように同心円上で移り変わっていくアニメーション効果で秒針を表して、時間の経過を把握できる文字盤になります。
文字盤公式説明
時間と共に変化する3種類のフルスクリーングラデーションまたは円形グラデーションから選択できます。
Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより
文字盤グラフィック
文字盤グラフィックとしては、後述しますが、左側のフルスクリーンと右側の円形の2種類が用意されています。
グラデーション文字盤の中で動く秒針の動画
文字盤設定項目
グラデーションで設定できる項目として、
- カラー
- スタイル
- ダイヤル
- コンプリケーション
以上、4つが用意されています。
今から、1つ1つ説明していきます。
カラー
グラデーションで用意されている配色は、相当な数になります。なお、色分けは私の個人的な主観が入ってしまっているので、こちらをご覧になっている皆さんからすると、うん?と思う振り分け方があるかもしれませんが、ご容赦願います。なんと全部で79色もありました!
- Ⅰ(ピンク)
- Ⅱ(イエロー+グリーン)
- Ⅲ(グリーン)
- Ⅳ(イエロー)
- Ⅴ(レッド)
- Ⅵ(グリーン)
- Ⅶ(オレンジ)
- Ⅷ(グリーン+オレンジ)
過去に紹介したカラーの文字盤では用意されていない、グラデーション独自色。名前が1-8という独特な名称になっています。
- レッド
- オレンジ
- イエロー
- グリーン
- ブルー
- パープル
- クレメンタイン
- アプリコット
- ピーチ
- パパイヤ
- ライトオレンジ
- ラベンダー
- ピンクサンド
- ライトピンク
- ビンテージローズ
- グレープフルーツ
- ピンク
- エレクトリックピンク
- ネオンピンク
- ドラゴンフルーツ
- ハイビスカス
- ポメグラネット
- ローズレッド
- カメリア
- フラミンゴ
- メローイエロー
- レモンクリーム
- ポレン
- カナリアイエロー
- フラッシュライト
- フラッシュ
- スペアミント
- ミント
- ベリル
- シーフォーム
- ターコイズ
- パイングリーン
- デニムブルー
- ダークティール
- ストームグレイ
- カクタス
- パシフィックグリーン
- ブルーコバルト
- ネイビーブルー
- ライトブルー
- サーフブルー
- ロイヤルプルー
- セルリアン
- ブルーホライゾン
- リネンブルー
- ライラック
- インディゴ
- ウルトラバイオレット
- ミッドナイトブルー
- オーシャンブルー
- デルフトブルー
- キャメル
- ウォルナット
- ストーン
- アンティークホワイト
- ソフトホワイト
- ぺブル
- ココア
- コースタルグレー
- ダークオリーブ
- カーキ
- ミストブルー
- アジュール
- アラスカンブルー
- ラベンダーグレイ
- レインボー
スタイル
スタイルの設定では、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲという3つの設定があります。それぞれの違いを掘り下げて紹介します。
Ⅰ
このスタイルは、秒針は非表示でグラデーションの境目が魚群探知機レーダーのようなアニメーションで動くことによって、何秒なのかを知らせるものになります。時針と分針は表示されるのは、いずれのスタイルでも共通となります。
Ⅱ
こちらのスタイルでは、時針の時間から一直線にグラデーションの境目が表示されるものになり、秒針の代わりとなるアニメーション表現はありませんでした。
Ⅲ
このスタイルでは、時針・分針が指し示す時刻にグラデーションの境目が入り、なおかつ秒針の代わりとなるアニメーション表現も加わっていました。
ダイヤル
ダイヤルでは、フルスクリーンと円形という2種類の設定が用意されています。
フルスクリーン
このスタイルは読んで字のごとく、文字盤全面に設定したカラーが映し出されているのが分かります。下に掲載したスクリーンショットを見て気づきましたが、画面の下半分においても、細かく放射線状にグラデーションがかかっていますね。時刻のみを伝える非常にシンプルなレイアウトになります。
円形
一方で、円形のスタイルは、ユーザーが設定したグラデーション色が映し出される範囲がフルスクリーンから円形となり、スタイルが変更することによって生まれた隙間(具体的には文字盤の四隅と中央上部)に、5つのコンプリケーションが設置できるのがポイントになります。そして、5つのコンプリケーションのベース色も設定したグラデーションの色と同じになります。
コンプリケーション
コンプリケーションは、スタイルが円形の場合のみ設定することができ、設置できるのは以下の5か所になります。
- 左上 → ①
- 右上 → ②
- 左下 → ③
- 右下 → ④
- 中央上 → ⑤
おすすめコンプリケーション
カラーにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。
左上・右上・左下・右下
第7弾で紹介したカラーと同じですが、文字盤の四隅に設置できるコンプリケーションでの表示は曲線型になるので、曲線形のグラフ、または曲線のテキスト表示ができるのが向いていると思います。具体的には、
- 天気・気温
- 気象状況
- 降水確率
- バッテリー
- ミュージック
になります。
中央上
中央上に設置できるコンプリケーションは、円形の文字盤の外周部分に沿って弧を描く曲線形のテキスト表示となるので、比較的長いテキスト情報が表示可能となるため、
- アクティビティ
- カレンダー
- ミュージック
- リマインダー
- ワークアウト
- 心拍数
- 世界時計
- 天気
あたりがお薦めとなります。レアなコンプリケーションとなる、月の位相もここで表示設定が可能です。
また、中央上のコンプリケーションをオフにすることで円形部分が一回り大きくなります。(画像右)
中央上にコンプリケーションがあるもの(画像左)と比べると、テキスト情報や円形の外周部にある目盛りがなくなって、フルスクリーンほどではありませんが、グラデーションがより際立っていることが分かります。
コンプリケーションのカラーはモノトーン調に
グラデーションに設置できる5つのコンプリケーションは、それぞれカラーで設定した設定に連動して色が変わっています。なお、コンプリケーションの色はグラデーションにはならず、モノトーン調になっていました。
文字盤タイプ診断
グラデーションという文字盤は、
- 表示される視覚的情報としては、フルスクリーンスタイルが特に顕著になるのですが、非常に幅広い配色の選択肢の中から、自分の好きなカラーを文字盤カラーとして設定ができ、ビジュアル重視となっており
- 機能性については、秒針の代わりに魚群探知機のレーダー波のように同心円状にグラデーションの境目がクルクル回るアニメーション表現で、見た目のインパクトを重視するもので
- 表示される情報量は、5つのコンプリケーションによってもたらされるため、多くもなく少なくもなく普通くらい
- カスタマイズ要素は、選択できるカラーが79種類もの色から選ぶことができ、またコンプリケーションも5つ配置できることから、自分好みにカスタマイズできる要素がたくさんあって
- 見た目の印象は、カスタマイズによって、まじめ感も出せるし、お遊び感も出せるという汎用性の高い
文字盤ではないでしょうか?
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