AppleWatch文字盤解説 ヴェイパー(watchOS6対応版)

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過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS6対応)を解説するシリーズ企画の第6弾となります。

Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤が用意されていることがあります。

こちらのページでは、watchOS6で提供されているヴェイパーという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。

この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。

ヴェイパー概要

いの一番に、ヴェイパーという文字盤の名称の意味が気になったので、調べてみました。

Vapour → 蒸気


英単語, 名詞, /’véɪpər/

なるほど、確かに蒸気という文字盤名称の通りだな、と感じることのできるアニメーション効果が付いている珍しいものになります。

文字盤公式説明

色と空気がどのように混ざり合い、ダイヤル及び画面の縁と影響し合うかを捕らえたフィルムを作成しました。

各フィルムは毎秒数千フレームで撮影され、あたかも特別な部屋に大砲から色が放たれたかのように見えます。

Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより

文字盤グラフィック

ヴェイパーでは、フルスクリーンと円形のスタイルが用意されています。

フルスクリーンのスタイル

このスタイルは読んで字のごとく、文字盤前面に蒸気が漂う様子が分かります。

円形のスタイル

一方で、円形のスタイルは、蒸気が漂う様子が見られる面積がフルスクリーンから円形となり、形が変更することによって生まれた隙間にコンプリケーションが設置できるものになります。

文字盤設定画面

文字盤の設定で用意されているのは、カラーとスタイル、コンプリケーションの3種類になります。この中で、コンプリケーションだけはスタイルがフルスクリーンの場合に設定が不可になります。

カラー

カラーで用意されている配色は4種類になります。

  • ブルー/グリーン
  • ブラック/ホワイト
  • ピンク/オレンジ
  • すべて(上記3つのパターンのランダム表示)

スタイル

用意されているスタイルは、フルスクリーンと円形の2つになります。

コンプリケーション

コンプリケーションは、スタイルが円形の場合のみ設定することができ、設置できるのは以下の3か所になります。

  • 左上 → ①
  • 右上 → ②
  • 下  → ③

おすすめコンプリケーション

ヴェイパーにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。

左上・右上

文字盤上部の左右に設置できるコンプリケーションでの表示は丸型になるので、アイコンだけで伝わる情報、もしくは円形のグラフ表示ができるのが、向いていると思います。具体的には、

  • アクティビティ
  • 気象状況
  • 降水確率
  • バッテリー

になります。

また、インフォグラフモジュラーで文字盤下に円形で表示できるコンプリケーションでの表示内容とヴェイパーで表示できる情報が同じコンプリケーションでも若干異なっています。

具体的には、天気の情報の場合、インフォグラフモジュラーでは現在の気温に加えて、グラデーション効果が付いた円形グラフで最低気温と最高気温の表示、および現在の気温の表示がされていますが、ヴェイパーでは現在の気温しか情報が掲載され、最低気温と最高気温は非表示になっています。

コンプリケーションの名称も、ヴェイパーでは天気だけの表示となっているのが分かります。

下に設置できるおすすめコンプリケーションは、

  • アクティビティ
  • 心拍数
  • 日付

あたりでしょうか?なお、アストロノミーに引き続き、レアコンプリケーションである月の位相がこの文字盤でも設定が可能です。

コンプリケーションのカラーはモノトーン調

実は、上記3つのコンプリケーションは、それぞれカラーで設定した設定に連動して色が変わっています。具体的には、以下の写真を見比べてみて下さい。

さすがはApple、芸が細かいですね。

文字盤タイプ診断

以上の診断結果により、ヴェイパーは、

文字盤を見るたびに、文字盤の中で蒸気が立ち込めるアニメーション効果が付いているビジュアル重視の文字盤になっており、

機能性を追求するタイプではなく、見た目重視になっている。

また、提供される情報は基本的にアナログ時計だけの少ない構成となり、

カスタマイズ要素としては、ビジュアル重視となっているため、文字盤の性格そのものをガラッと変えることができない点では少ないといえるが、蒸気のアニメーションの表示スタイルとカラーの選択肢が複数用意されていること、そしてコンプリケーションが3つ設置できるという点では、普通くらいといっても良いかと考えられる。

見た目の印象は、ズバリお遊び感のある

文字盤になるのではないでしょうか?

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