AirPods Proの充電保管ケースにバージョン情報が付いていたことを発見!その確認方法をご紹介!一体何の目的のためなのかも考えてみた

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【更新履歴】5月16日 最新バージョンでの充電スピードを検証した記事へのリンクを追加

AirPods Proの記事作成用にiPhoneの設定をいろいろと触っていたら、AirPods Proの充電保管ケースにバージョン情報が付いていたことを偶然見つけたので、今回はどうしたらバージョン情報を表示できたのかをご紹介します。また、後半では、そもそもケースになぜバージョン管理がされているのか、その理由について私なりに考えてまとめました。

設定アプリをタップ

まずは、設定アプリをタップしましょう。

Bluetoothをタップ

次に、Bluetoothをタップします。

ペアリング済のAirPods Proの i アイコンをタップ

ここから先の手順は、iPhoneとAirPods Proがペアリングできていて、接続はしていない状態での説明になります。これが一番シンプルな方法です。

Bluetooth画面に切替わったら、AirPods Proの名前の右側についている i アイコンをタップして下さい。

バージョンの表示部分をタップ

AirPods Proの情報画面が切り替わったら、バージョンと表示されている部分をタップ。

バージョンという文字、バージョン情報、空白部分、どこでも構いません。

充電保管ケースのバージョン情報が表示

すると、バージョン情報が表示されていた行の情報が切り替わって、充電保管ケースの情報が表示されました。

5月4日現在で、ケースのバージョンは1.0.8になっていました。

iPhoneと接続されている状態での確認方法

AirPods ProがiPhoneと接続されている状態でのバージョン情報の確認方法もご紹介します。

ペアリング済のAirPods Proの i アイコンをタップ

Bluetooth画面に切替わったら、AirPods Proの名前の右側についている i アイコンをタップして下さい。

画面下にスクロール

AirPods Proのメニュー画面に切り替わったら、下の方にスクロールします。

バージョンの表示部分をタップ

すると、デバイスの情報が表示されているので、バージョンと表示されている部分をタップ。

バージョンという文字、バージョン情報、空白部分、どこでも構いません。

充電保管ケースのバージョン情報が表示

すると、バージョン情報が表示されていた行の情報が切り替わって、充電保管ケースの情報が表示されました。

充電保管ケースのバージョン管理について考察

今回、偶然に充電保管ケースにもバージョン情報が付与されていることに気付いたのですが、なぜケースもバージョン管理がされているのか疑問に思い、自分なりの考察をしてみました。

バージョン管理の対象となる機能

ケース自体に備わっている何かを管理するために必要な情報として、バージョンを付与しているのだろうことから想像するに、ケース自体は購入してから手元にずっとあるため、ハードウェア的な変更はできず。ということはケースのソフトウェアの機能についてなのだろうと推論し、

  • AirPods Proへの充電パフォーマンス
  • ケース本体のバッテリー被充電パフォーマンス
  • ケース本体のバッテリー保全

これら2つの候補が思い浮かびました。

AirPods Proへの充電パフォーマンス

アップデートによって、ケースのバージョンもアップデートされるのであれば、ケースの主要役割の1つである、AirPods proへの充電パフォーマンスに関連があるかもしれません。

当サイトの人気記事の一つ、バッテリー残量が0になってしまったAirPods Proを充電ケースに収めると、およそ1時間で100%(フル充電)されたという検証結果を記事にしましたが、そのパフォーマンス改善がされているのはないかという考えです。

充電ケースに収めてからの急速充電で、公称として5分間の充電で1時間の音楽再生、または通話時間ができるとされていますが、そのパフォーマンスが改善されて、より長い時間音楽再生や通話ができるようになったのではないか?また、急速充電が終わり、通常スピードでの充電に切替わった後に、フル充電に達するまでの時間が短くなっていことも考えられます。

(5月16日追記分)この考察について、実際に0%になったAirPods Pro本体を充電ケースに納めた際の充電スピードを検証してみました。結果が気になる方は、下記リンクからご覧になってください。

さらに、ワイヤレス充電にも対応をしているため、qi規格の充電方式の最適化がなされて、より短い時間でフル充電ができるようになった可能性もあります。

ケース本体のバッテリー被充電パフォーマンス

別の可能性として、ケース本体のバッテリーへの充電パフォーマンスの改善が考えられます。

こちらについては当サイトでは検証をまだしていませんが、ケース本体のバッテリーが少なくなった状態で、Lightningケーブル経由での有線充電、そしてqi規格対応のワイヤレス充電による充電のスピードが速くなって、フル充電までにかかる時間の短縮につながっているかもしれません。

ケース本体のバッテリー保全

さらにもう1つの想定として、ケース本体のバッテリー保全についてのパフォーマンス向上もあるかもしれないなと思いました。ケースのバッテリーの容量は、519mAh(ミリアンペアアワー)となっています。決して多くはないバッテリー容量をなるべく効率的に充電できるようなバッテリー管理の仕組みの改良もあるのかなという話です。

例えば、充電されたケース内バッテリーは、AirPods Proへの充電をする度に減っていきますが、充電をしていない時にバッテリーが自然に減ってしまう(バッテリーの自然放電)可能性もありますが、例えば自然放電をなるべくしないように、もしくは放電してしまうスピードをなるべく遅くなるようにバッテリー管理ユニットで調整がなされていて、そのパフォーマンス改善がされているのかもしれません。

考察のまとめ

これまであくまで可能性の話として私なりの考えをまとめてきましたが、残念ながらAirPods Proに関わるアップデートの内容について、Apple側ではこれまで一切公開してこなかったので、正直答え合わせする機会がないのが残念です。今後、どこかのタイミングで情報公開されることを期待したいところです。

そして、ケースのバージョン情報についても今後バージョンアップは続くのかが気になるので、AirPods Proのファームウェアがアップデートされる毎に確認をしていきます。

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