過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS8対応)を解説するシリーズ企画の第21弾となります。
Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤が用意されていることがあります。
こちらのページでは、watchOS8で提供されているプライドウーブンという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。
プライドウーブン概要
プライドウーブンは、多色の糸が寄り合うことで、多様性を認め団結する大切さを表現する文字盤になっています。
ちなみに、ウーブンとは英語で『織られた、編み込まれた』という意味になります。
文字盤公式説明
この文字盤は、LGBTQコミュニティに敬意を表して、複数のプライドフラッグをモチーフにしています。
さまざまな色の組み合わせは、ムーブメントの団結した強さと相互支援を表現しています。
Digital Crownを回転させると糸が動きます。
Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより
文字盤グラフィック

通常表示と常時表示の比較
常時表示はSeries5〜7の3モデルのみ対応となります。下に2つの表示の写真を並べて掲載しましたが、通常表示と常時表示の違いは、
- 多色の糸が細い
- 時針と分針の色がグレーに
- 秒針が消えている
以上の3点になります。


文字盤設定画面

プライドウーブンで設定できる項目として、
- ダイヤル
- コンプリケーション
以上、2つが用意されています。

今から、1つ1つ説明していきます。
ダイヤル
ダイヤルは、以下に挙げる2つから1つだけ選ぶことができます。

四角形のダイヤルはすでに紹介しているので、以下に円形のダイヤルについて説明します。
円形
円形のダイヤルを選択すると、読んで字のごとく、円形ダイヤルに変更されます。
通常表示と常時表示2つのスクショを掲載します。


コンプリケーション
円形を選んだ場合のみ、コンプリケーションを設置することができます。

コンプリケーションが設置できる場所は以下の4か所になります。
- 左上 → ①
- 右上 → ②
- 左下 → ③
- 右下 → ④

おすすめコンプリケーション
シンプルにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。
左上・右上・左下・右下
文字盤の四隅に設置できるコンプリケーションでの表示は曲線型になるので、曲線形のグラフ、または曲線のテキスト表示ができるのが向いていると思います。
具体的には、
- 天気・気温
- 気象状況
- 降水確率
- 世界時計
- UV指数
- バッテリー
- ノイズ
- アクティビティ
になります。
プライドウーブンのギミック
公式の説明にも記載がありますが、Digital Crownをクルクルと回転させることで、多色の糸をよじれさせたり、よじれを戻して糸を真っ直ぐにしたり、逆方向によじれさせるアニメーションが表現されます。
さらに自分で発見したギミックもあって、時間を見るために手首を捻ると、それに合わせて糸もクルクルと回転するようになっていました。
文字盤タイプ診断

プライドウーブンは
- 表示される情報として、ねじれた多色の糸だけというビジュアル重視となり
- 機能性については、糸のねじれだけを取り上げた見た目を重視しており
- 表示される情報量は、ほとんどなく
- カスタマイズ要素は、ダイヤルとコンプリケーションのみとなり少なく
- 見た目の印象は、カラフルな糸が動くギミックがあってお遊び感のある
文字盤となっていると思います。