ロレックスやパネライ採用のユニーク文字盤!AppleWatch文字盤解説 カリフォルニア(watchOS7対応版)

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【更新履歴】10/25 文字盤グラフィックに通常表示と常時表示の比較、カラーにwatchOS7から追加された新色 を追加

過去に、Apple Watchで用意されている文字盤の中で、インフォグラフとソーラーダイヤルを紹介をしましたが、前述のもの以外にも提供されている文字盤(watchOS7対応)を解説するシリーズ企画の第8弾となります。

Apple Watchの魅力の一つに、多種多様な時計の文字盤が用意されていることがあります。

こちらのページでは、watchOS6で提供されているカリフォルニアという文字盤について、画像や説明、用意されているカスタマイズ要素を紹介し、また管理人の独断と偏見によるタイプ診断からの評価、使い道をご説明しています。

この文字盤の魅力が、少しでも伝わればと思います。

カリフォルニア概要

カリフォルニアは、このページのタイトルにもあるように、ロレックスやパネライといった超高級な腕時計に採用されている伝統ある文字盤になります。

特徴として、3時と6時、9時を短めの水平線()で表し、0時(12時)を下向き三角()で表示した上で、

1時、2時、10時、11時をローマ数字で表示し、4時、5時、7時、8時をアラビア数字で表すという、2つの文字体を組合せした文字盤となっています。

文字盤公式説明

ローマ数字とアラビア数字を合わせた、”カルフォルニアダイヤル”の初めての文字盤です。数字はローマ数字、アラビア数字、アラビア・インド数字、デーバーナガリー数字にカスタマイズできます。背景色を選択すると、針とコンプリケーションの色が合わせて変わります。

Apple Watch公式アプリの文字盤ギャラリーより

文字盤グラフィック

カリフォルニアでは、フルスクリーン(写真左)と円形(写真右)、2つが用意されています。

通常表示と常時表示の比較

常時表示はSeries5と6の2モデルのみ対応となります。常時表示になると、文字盤の背景色がブラックになり、発色する部分を時刻を表す数字や針などに限定して、電力消費を少なくなるように工夫されています。

左が通常表示、右が常時表示

文字盤設定画面

文字盤の設定で用意されているのは、上から順に、カラーと数字、ダイヤル、コンプリケーションの4種類になります。

カラー

カリフォルニアで用意されている配色は、相当な数になります。なお、色分けは私の個人的な主観が入ってしまっているので、こちらをご覧になっている皆さんからすると、うん?と思う振り分け方があるかもしれませんが、ご容赦願います。なんと全部で88色ありました!

watchOS7で追加された新色(13色)
  • ダークチタニウム
  • ライトチタニウム
  • ゴールド
  • エバーグリーン
  • マンゴー
  • スレート
  • ウォームグレイ
  • ウォーターメロン

上記の8色とホワイト・ブラック・セラミック・アイボリー・ネイビーブルー・ペールピンクは文字盤背景色が変更されます。

  • キプロスグリーン
  • ローズゴールド
  • イエローゴールド

上記3色のカラーは、文字盤背景がブラックとなり、時刻の数字が指定色に変わります。

モノクロ系(8色)
  • ホワイト
  • ブラック
  • レッド
  • オレンジ
  • イエロー
  • グリーン
  • ブルー
  • パープル

ホワイト系(3色)
  • クリーム
  • セラミック
  • アイボリー
レッド系(19色)
  • ペールピンク
  • クレメンタイン
  • アプリコット
  • ピーチ
  • パパイヤ
  • ライトオレンジ
  • ピンクサンド
  • ライトピンク
  • ビンテージローズ
  • グレープフルーツ
  • ピンク
  • エレクトリックピンク
  • ネオンピンク
  • ドラゴンフルーツ
  • ハイビスカス
  • ポメグラネット
  • ローズレッド
  • カメリア
  • フラミンゴ
イエロー系(6色)
  • メローイエロー
  • レモンクリーム
  • ポレン
  • カナリアイエロー
  • フラッシュライト
  • フラッシュ
グリーン系(15色)
  • スペアミント
  • ミント
  • ベリル
  • シーフォーム
  • ターコイズ
  • パイングリーン
  • デニムブルー
  • ダークティール
  • アラスカンブルー
  • アジュール
  • ストームグレイ
  • カクタス
  • パシフィックグリーン
  • ブルーコバルト
  • ミストブルー
ブルー系(10色)
  • ネイビーブルー
  • ライトブルー
  • サーフブルー
  • ロイヤルプルー
  • セルリアン
  • ミッドナイトブルー
  • オーシャンブルー
  • デルフトブルー
  • ブルーホライゾン
  • リネンブルー

パープル系(5色)
  • ライラック
  • インディゴ
  • ウルトラバイオレット
  • ラベンダーグレイ
  • ラベンダー
ブラウン系(10色)
  • キャメル
  • ウォルナット
  • ストーン
  • アンティークホワイト
  • ソフトホワイト
  • ぺブル
  • ココア
  • コースタルグレー
  • ダークオリーブ
  • カーキ
マルチカラー系(1色)
  • レインボー

このページで紹介しているほとんどの文字盤スクショは、レインボーで設定しています。

数字

カリフォルニアで設定できる数字は6種類あります。

ピルズ

数字をピルズで設定すると、時刻を伝える数の部分がすべて短い棒に置き換えられます。スクショをよく見てみると分かりましたが、分を表すバーの列の中にも5時間毎に、太いバーが配置されてました。シンプルなものになりますが、二重に時刻バーの表示をさせることになり、使う使わないの傾向がはっきりする設定かと思います。

ローマ数字

文字盤の時間数を表す数字がローマ数字になります。ちなみに、映画やゲームタイトルの続編のナンバリングによく用いられていますが、私には馴染みはあまりなく、特に9と11の違いなど、ぱっと見で分からないものがあります。この設定で利用することは少ないと思います。

カリフォルニア

本文字盤の名前にもなっている設定です。このユニークな文字盤の発祥は、イタリア海軍の特殊潜水部隊向けの軍用ダイバーズウォッチとして開発されたものといわれています。詳しくは、参考サイトへのリンクを下に貼っていますので、気になった方はご覧になってはいかがでしょうか?

アラビア数字

ローマ数字とは対照的に、アラビア数字は多くの人に馴染みのあると思われる数字で、一般的な腕時計ぽい設定になります。

アラビア・インド数字

この数字は全く馴染みがなく、設定することはないと思います。気になったので、調べてみるとインド発祥のもので、西に位置するアラビア半島に伝わり、現在もアラブ諸国で使われている数字のようです。

この設定は、主にアラブ諸国のApple Watchユーザー向けのものになるのではないでしょうか?

デーバナーガリー数字

アラビアインド数字と同様、全く馴染みのない数字体です。こちらも調べてみると、インドで使われている数字のようです。こちらは、インドのユーザー向けの設定かと思われます。

ダイヤル

用意されているダイヤルは、フルスクリーンと円形の2つになります。

フルスクリーン

フルスクリーンを設定した際の文字盤は、以下になります。読んで字のごとく、文字盤全面に設定したカラーが映し出されているのが分かります。

円形

一方で、円形は、ユーザーが設定したカラー映し出される範囲がフルスクリーンから円形となり、スタイルが変更することによって生まれた隙間に、4つのコンプリケーションが設置できるのがポイントになります。

コンプリケーション

2つのダイヤルに設置できるコンプリケーションの数と場所を解説します。

フルスクリーン

フルスクリーンの設定をしている場合、中央の上下2か所にコンプリケーションを配置することができます。

  • 上サブダイヤル → ①
  • 下サブダイヤル → ②

円形

ダイヤルが円形の場合、コンプリケーションは5か所に設定することができ、設置できるのは以下の4か所になります。

  • 左上 → ①
  • 中央上 → ②
  • 右上 → ③
  • 左下 → ④
  • 右下 → ⑤

2の中央上のコンプリケーションについては、文字盤の時刻を示す外周部分に沿って、湾曲している部分にテキストデータのみ表示されることになります。(写真右側にある、14:02 ロンドンと書かれているのがそれです)

おすすめコンプリケーション

カリフィルニアにおすすめのコンプリケーションを設置個所ごとにご紹介します。

上サブダイヤル・下サブダイヤル(フルスクリーン)

フルスクリーンでの中央上と中央下に配置するコンプリケーションは、円形に表示されます。また、2つしか表示できないことから、自分にとって重要な情報を確認することのできるものがお薦めです。一般的には、

  • バッテリー
  • 日付
  • 天気・気温
  • 降水確率
  • 気象状況
  • アクティビティ
  • UV指数

といったところでしょうか。

なお、上サブダイヤルには、以下のコンプリケーションのみ配置することが可能です。

  • ストップウォッチ
  • タイマー
  • デジタルタイム
  • モノグラム
  • 日付

中央上(円形ダイヤル)

中央上に設置できるおすすめコンプリケーションですが、配置場所が時刻を示す外周部分に沿ってテキスト情報が表示されるタイプとなります。そんな中央上に表示するでお薦めなコンプリケーションは、

  • 天気
  • 日付
  • 降水確率
  • 世界時計
  • アクティビティ
  • ワークアウト

です。

左上・右上・左下・右下(円形)

円形ダイヤルのみ文字盤の四隅に設置できるコンプリケーションは、円の外周の欠片に湾曲した棒グラフ表示ができること、それに加えて丸型アイコンが合わされることになるので、グラフ表示部分に数値も表示ができ、丸型アイコンによる情報提供の組合せが便利なコンプリケーションが、向いていると思います。具体的には、

  • アクティビティ
  • カレンダー
  • 降水確率
  • タイマー
  • 天気・気温
  • ノイズ
  • バッテリー
  • 日付
  • ミュージック
  • リマインダー

になります。

なお、コンプリケーションの配色も、カラーで設定したものと同色(写真左)となりますが、インフォグラフと異なる点として、インフォグラフには設定のないレインボーにカラーを設定した場合のみ、コンプリケーションの外周部分の色がホワイトになります。(写真右)

文字盤タイプ診断

診断コメント

カリフォルニア文字盤は

  • 表示される視覚的情報としては、80種類を超える選択肢の中から、自分の好きなカラーを文字盤色として設定ができ、また伝統のユニークな時刻表示を含めた6種類の数字設定も可能なビジュアル重視となっており
  • 機能性については、主に時刻の確認がメインの文字盤となっているため、実用性よりも腕時計本来の目的である時刻を確認するという見た目を重視するもので
  • 表示される情報量は、設置できるコンプリケーションがダイヤル設定により、2個、または5個となるため、少ないと普通の中間くらいで
  • カスタマイズ要素は、カラー、数字、ダイヤル、コンプリケーションの4つの要素から、自分好みにカスタマイズできる要素がたくさんあって
  • 見た目の印象は、カスタマイズによって、まじめ感も出せるし、お遊び感も出せるという汎用性の高いもの

と本サイトでは診断します。

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