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2021年6月25日に発売された、Sony製完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルとなるWF -1000XM4のファームウェアについて、同製品の発売開始以降にリリースされた全てのバージョンの詳細をまとめています。本記事を読んでいただくと、これまでにリリースされたファームウェアがどれだけあり、それぞれのバージョンではどのようなアップデート内容だったのかが分かります。
また、イヤホン本体に適用済みのファームウェアバージョンを確認する方法の紹介も掲載しています。
ファームウェアとは?
一般的に、ファームウェアは、電子機器を動作するために組み込まれている制御プログラムになります。
WF-1000Xm4の場合、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンとしての基本機能(iPhoneやApple Watch、その他音楽プレーヤーとの接続やノイズキャンセリング機能など)を管理・稼働させている仕組みになります。
ファームウェアアップデートはなぜ起こる?
ファームウェアは、正常に製品を使用するために大変重要な仕組みとなっており、ファームウェアに何らかの不具合を発生させるバグ等が含まれていると、多種多様なトラブルをユーザー側が経験することとなります。
症状が軽いものでは、正常なパフォーマンスを発揮できなくなったり、メーカーが想定している稼働時間よりも実際の利用時間が短くなったしまったりするというユーザにとっての不利益が発生し、より深刻な不具合が発生すると、イヤホンとしての機能が全く使えなくなってしまう恐れもあるなど、メーカーの責任問題に発展するケースも稀に起こります。
これら、製品を購入したユーザーにとって製品満足度を押し下げることになってしまう不具合の解消を、ファームウェアのアップデートによって行われます。
また、不具合解消という目的だけではなく、メーカーによるさらなる研究開発やユーザーからのフィードバックなどにより、製品リリース当初よりもさらに使いやすくしたり、操作が簡単になったり、時折まったく新しい機能が追加されたりと、ユーザーにとって製品利用時の体験をより豊かなものにしてくれるアップデートもあります。
バージョン情報の中身
以後、本記事で紹介するWF-1000XM4のバージョン情報で掲載する内容は以下の5項目になります。
- 該当バージョンのリリース日
- 前バージョンがリリースされてからの経過日数(製品発売時バージョンは比較対象なし)
- アップデートでもたらされたバグフィックスや機能改善、新機能の説明
- メーカー公式情報のスクショ
発売開始前のファームウェアバージョン
日本国内でWF-1000XM4の発売がスタートしたのは2021年6月25日でしたが、出荷時の記念すべき最初のファームウェアがまず存在しており、発売を開始するより以前となる6月17日付けにて2つ目となるバージョンも公開されました。
- 2021年 6月 16日以前
- 発売開始当日出荷モデルに実装されていた最初の公式リリースバージョン
- 2021年 6月 17日
- 前バージョンリリースから経過日数 不明
- Bluetooth接続の安定性を改善
発売開始日以降のファームバージョン
- 2021年 7月 27日
- 前バージョンリリースから経過日数 40日
- Bluetooth接続の安定性を改善
- 特定の条件でノイズキャンセリングや外音取込みの効果が瞬間的に切れる事象を改善
- その他の機能改善
- ソフトウェアアップデートに必要な時間 約60分
- 2022年 1月 11日
- 前バージョンリリースから経過日数 5ヶ月15日
- 特定の条件におけるBluetooth接続および音楽再生の安定性を改善
- その他の機能改善
- ソフトウェアアップデートに必要な時間 約60分
- 2022年 3月 24日
- 前バージョンリリースから経過日数 2ヶ月13日
- 特定の条件における音楽再生の安定性を改善
- 特定条件における通話品質を改善
- その他の機能改善
- ソフトウェアアップデートに必要な時間 約60分
- 2022年12月5日リリース
- 前バージョンからの経過日数 8ヶ月11日
- バッテリーへの負荷を軽減し、長期間使用によるバッテリー容量の減少を抑制
- 2023年2月28日リリース
- 前バージョンからの経過日数 2ヶ月23日
- WF-1000XM4のマルチポイント対応
- 2023年7月11日リリース
- 前バージョンからの経過日数 4ヶ月14日
- スピーク・トゥ・チャットモードが終了すると、音楽が自動的に再開しない事がある事象を修正
イヤホン本体のファームウェアバージョンを確認する方法
WF -1000XM4のイヤホン本体に適用されているバージョンは何なのかを確認する場合、まずはHeadphones Connectアプリのトップ画面から、右上に・・・をタップします。
すると、サブメニュー画面がポップアップ表示されるので、上から2番目のWF-1000XM4バージョンをタップして下さい。
すると、その時点での適用済みファームウェアバージョン情報がポップアップ表示されます。
以上で今回の記事は終わります。最後に、WF-1000XM4のファームウェアアップデート方法の解説記事も投稿しているので、参考までにリンクを貼っておきます。
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