こちらのページでは、その発売が噂されるソニーの完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000XM4についてのリーク画像を通して、私がこんなスペック・仕様だったら良いなぁと妄想するポイントをまとめています。なお、この噂される新モデルのベンチマークとして、AirPods ProとJabra Elite 85tを対象にしています。
そもそも先代のWF-1000XM3については、AirPods Proのノイズキャンセリングの質に失望していた私が乗換寸前にまで行ったモデルであり、Sony製ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンのフラッグシップを購入し続けた自分にとって、Sonyのノイズキャンセリング機能の質の高さは身をもって感じており、この点においてはSony製のプロダクトを信頼をしています。今後販売が噂される今回の新型イヤホンも十分な購入資金があれば、購入してみたい気持ちがあります。
目次
イヤホン操作機構
イヤホン本体側でなにかしらの操作をする時に使用する機構が最初の妄想ポイントですが、先代のWF-1000XM3では、イヤホン本体にある円形の部分が本体に対して水平になっている部分があり、そこがタッチセンサーになっていて、そこをタッチするジェスチャーで操作をしていました。
私自身は先代モデルを所有していませんが、タッチセンサーでよく耳にするトラブルが、タッチセンサーの誤爆問題です。ユーザーがタッチした時に本来意図していた操作ではなく、それに近しい別の操作が実行されてしまうのが煩わしく感じることになります。
下の写真が先代と並びているリーク画像になっていますが、1000XM4の方を大きく拡大してみると、気になりところがありました。
物理ボタンを採用?
イヤホン操作のジェスチャーを受け付けるのであろう部分が先代に比べて面積が大きくなっており、また本体と操作の受付をする部分の間にごくわずかな隙間があるように見えます。
このことから、ひょっとして1000XM4では物理ボタンを採用しているのではないかと感じました。
Jabra Elite 85tでは物理ボタンを採用しており、ちなみに、AirPods Proでもイヤホン本体のステム部分を指でつまみながら押し込む操作をしており、こちらも物理ボタンに近い機構であると思います。
いずれのデバイスでも、ボタンの押し込みの際にカチッという音がするので、ユーザー側で確実に操作している感覚がタッチセンサーのそれと比べても明確に分かりやすく、また優位性があると感じています。
また、充電保管ケースにイヤホン本体が納まっているリーク画像から、イヤホン本体を水平方向から目視するとなだらかな山のような形状となっている一方で、
先代のタッチセンサー部分は、スパッと水平に輪切りしたようにフラットになっています。そしてイヤホン本体を納めるケースの受け側も同様にフラットになっています。
一般的にタッチセンサーは、操作ジェスチャーをできるだけ正しく認識しやすいように、フラットな形状になっていることが多いため、操作部分が球体っぽい形状となっていそうだという点より物理ボタンの採用の可能性が高いのではないかと推察しました。
イヤホン着脱による音楽再生や停止
2番目に注目したのは、イヤホンの着脱状態のよって、音楽の再生や一時停止を行う仕組みです。
着脱検知センサーあり?
リーク画像の中からイヤホン本体の内側を確認したところ、本体への充電を受け付ける3つの金色の設置パーツの横に、楕円形の真っ黒い部分がありますが、これがたぶん人間の耳の皮膚部分が検知できるセンサーなのではないかと思いました。
私の予想通りの着脱検知センサーであれば、冒頭で紹介した機能が使える可能性が十分高く、イヤホン本体を耳から外すと再生している音楽が一時停止となり、耳に再びイヤホンを入れると音楽が再生されることができるのではないでしょうか?
こちらの機能は、AirPods ProとJabra Elite 85tが対応をしているものになるので、SonyのWF-1000XM4でも当然対応をしてくるであろうと想像しています。
大きすぎる外部音収音マイクのパーツ?
次に気になった3番目のポイントは、自己主張の非常に強い金色の円柱パーツです。
水滴や異物混入リスクと風切り音対策は?
これは外部音を収音するマイクであるだろうという推論になりますが、その大きさと決してわずかでないその隙間の広さから、これがマイクであったとして、雨天時に雨露が、また異物が混入するリスクがあり、さらに隙間が大きければ、風切り音も必要以上に収音マイクでひろってしまうことになり、果たして風切り音対策ができているのかが心配になってしまいます。
以上のリスクから、マイクと共に何か別の機能でも割り当てられているんじゃないのかという疑念が浮かんでいます。なお、風切り音対策は、Jabra Elite 85tでされているとスペック一覧に記載がありましたが、どれだけの違いがあるのかは、実際に風に吹かれてみないと判断が難しい所です。AirPods Proにはそのような記載はありませんでした。
外部音収音マイクのケース受け側の形状の必要性
リーク画像を見て気になった4番目のポイントは、外部音を拾うためのものであろうマイクパーツ部分をカバーする、充電保管ケースの受け側の形状についてです。
下の拡大したの写真にあるように、1000XM4を本体に納めた時に接地する部分にわざわざ穴をあけているところがあり、その理由が気になりました。
先代ではなかったケース側の穴の謎
先代のケース側は外部音の収音マイク部分にあたるケース側にはまったく穴は開いていなかったため、1000Xm4のケース側に穴を開けてまで、マイクと思われるパーツについての保全をする必要があるのだと思いますが、前述したように収音マイク以外に機能があって、その為に開けた穴なのか?という疑問もあって、私にはそれがどんな理由であるのかの想像がつかない状況です。
リーク画像から気になったポイントの紹介は以上でおしまいです。以後、Sonyの新型イヤホンはこうあって欲しいという妄想スペックを紹介します。
バッテリーの持ち
リーク画像を掲載しているマキセ・クリスさんのTwitter上のコメントで、継続利用時間について紹介があり、先代と同じであるようだということで、
WF-1000XM4 | AirPods Pro | Jabra Elite 85t | |
---|---|---|---|
連続音声再生時間 ※はメーカー公称値 | ANCオン 6時間? ANCオフ 8時間? | ANCオン 4.5時間※ ANCオフ 5時間※ | ANCオン 5.5時間※ ANCオフ 7時間※ |
以上のような比較となり、私が所有している2つの製品よりもより長時間利用することができる可能性があります。ぜひ、この噂通りで製品の販売をしてもらいたいところです。
充電保管ケース
充電保管ケースの画像もリークされていましたが、ケース本体は先代のそれと比べてもコンパクトに変化していて、充電はUSB-Cで行うことが判明しています。
ワイヤレス充電対応はしているのか?という点もありますが、普段ワイヤレス充電は使っていないので、その点はあまり気になりません。ちなみに、AirPods ProはLigtningと非接触充電、Jabra Elite 85tはUSB-Cと非接触充電に対応しています。
マグネット吸着
また、マグネットでイヤホン本体と吸着する仕組みはあって欲しいなと思います。こちらも、前述の2つのイヤホンでは実現しています。
この仕組みがないとカバンなどにケースごと入れていた時に、勝手に蓋が開いてどこかに飛び出してしまって探さなければならない、というのは避けたいので、最低でもケースの蓋はマグネット吸着してほしい所です。また、取り出す時には程よいケースからの分離感があるとよりうれしいところです。
AirPods Pro、Jabra Elite 85t、いずれもマグネット吸着の対応となっています。
急速充電モード
あとは、急速充電モードも欲しい所です。
AirPods Proでは10分間の充電で0%のバッテリーが50%まで充電できているので、それに近しいパフォーマンスを出してもらえると良いかと。ただし、バッテリーの充電速度が速い背景には、そもそもAirPods Proのバッテリー容量がJabra Elite 85tに比べて少なく連続使用時間が一番短い、というところもあっての事かと理解しています。
イヤホン本体スリープモード
あと、たまに充電保管ケースを家に置いたまま外出してしまうこともあるので、イヤホンのバッテリーを使っていない時に使うスリープモードも欲しい。スリープモードはJabra Elite 85tのみ実装されおり、AirPods Proでは対応していません。
対応コーデック
コーデックというのは、音声圧縮変換方式を意味しますが、方式によって音質の良し悪しに影響がでる重要なポイントになります。
WF-1000XM4 | AirPods Pro | Jabra Elite 85t | |
---|---|---|---|
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC? | AAC? 記載なし | SBC, AAC |
もしLDACを実装できると大きなアドバンテージに
こちらは一切情報が出ていないため、私の妄想スペックとして、先代の1000XM3では非対応だったSony開発の高音質コーデックとなるLDACに対応を実現できれば、他の2モデルに比べてアドバンテージになりそうです。
ただし、グレードの高いコーデックを採用するとその分バッテリー消費が増えてしまうことがあるのであれば、バッテリーの継続時間は先代と変わらないというコメントがあったことから、LDAC実装の可能性は低いのかもしれません。
専用アプリによるカスタマイズ
AirPods Proはユーザー側で行うことが可能なカスタマイズ要素があまりなく不満に思っているので、Sony Headphone Connectアプリで、Jabra Elite 85t並みにたくさんカスタマイズできる要素が用意されていると嬉しいです。
操作ジェスターの割当て変更は絶対欲しい
あったら嬉しいカスタマイズ要素として、
- ノイズキャンセリング強度の調整
- 外部音取り込みモードの強度調整
- 操作ジェスチャーの割当て変更
- イコライザー調整
があります。そのうち、操作のジェスチャーを自分好みに変更ができるカスタマイズは私の中でトッププライオリティです。
今回のところは、一旦ここまでで終わりますが、今後他にもこんなのあったらいいなと妄想できたら追記していきたいと思います。