日本でもようやく解禁となったApple Watchの心電図機能を詳しく紹介!初期設定と記録の方法も解説!

2021年5月8日



2021年1月27日にリリースされたwatchOS ver.7.3とiOS ver.14.4の組合せにより、日本国内でも不規則な心拍の通知、そして心電図というこれまで封印されてきた機能がようやく利用できるようになりました。こちらのページでは、実際に私が行った設定の時に記録したスクリーンショットを掲載しながら、Apple Watchの心電図機能について掘り下げて紹介しています。また、初期設定の手順、心電図を記録する方法も紹介しています。

この記事はこんな人にお薦めです

  • iPhoneとApple Watchを利用している
  • 自分の健康管理に関心がある
  • 使用しているAppleデバイスによる健康管理に関心がある
  • この機能を使うにはどんな設定をするのか知りたい

心電図機能対応のApple Watch

Apple Watchで、心電図機能に対応しているモデル(過去に販売されていたものから現行機種まで)は、

  • Series 4
  • Series 5
  • Series 6

の3つとなります。下の比較表にあるように、Apple Watch SEとSeries 3は非対応になりますので、ご注意願います。

Apple公式サイトより引用

Apple公式プレスリリース

下のリンク先にあるApple公式のプレスリリースにも、心電図対応モデルの記載もあります。

では、さっそく心電図機能を使ってみましょう。

ヘルスケアAppから設定スタート

まずは、iPhoneのヘルスケアアプリをタップして起動します。

すると、トップ画面となる概要が表示されます。こちらでは、自分の様々なヘルスケア関連の記録が掲載されている画面になりますが、そこからさらに画面下にスクロールすると、

”ヘルスケア”のことをもっと知るというタイトルが現れて、Apple Watchで心電図がとれます。という表示がされたカードのようなものがあるので、下にある設定という青いボタンをタップします。

すると、"心電図チェック"Appを設定というタイトルに変わりました。画面下に、続けるには生年月日を入力してください。と説明があるので、もう少し下にスクロールします。

画面内の説明を読むと、心拍数を記録すると、心房細動の有無も合わせてチェックされるということが分かります。

生年月日の入力

生年月日の欄をタップして、自分自身の生年月日を入力します。その後は、下にある続けるをタップして下さい。

心電図アプリの仕組み

すると、"心電図"Appの仕組みの紹介画面になります。このまま、画面下にある続けるをタップします。

心電図の仕組みの説明を読むと、電気パルスを送ることによって、心臓の電気的な活動をチェック、心拍数を計測しているとあります。具体的なイメージは本ページ冒頭にも掲載しましたが、下記のGIFアニメーション(Apple公式画像)のような仕組みになっています。

心臓から発せられる微弱な電気信号を捕らえるために、Apple Watch本体の裏側とDigital Crownの2か所に電極が備わっており、計測時にApple Watchを装着していない腕の指でDigital Crownに触れている状態で、両腕を伝わる心臓の電気信号を計測するようになっています。

計測結果のパターン

次に紹介されるのは、起こり得る結果として、心電図測定を行った結果で通知されるパターンが4つ表示されます。個別に紹介されているパターン毎に心電図アニメーション(本ページのスクショ画像では動きませんが)が用意されています。それぞれの説明文を全文をそのままで掲載します。

洞調律

洞調律と判断された場合、心拍が一定のパターンとなっていることを意味します。

これは心臓の心房と心室の拍動が同期しているときに起きます。

洞調律の判定が得られても、これは特定の記録に対する結果であり、心拍が常に一貫したパターンとなっているとは限りません。

ヘルスケアAppより

心房細動

心房細動が検出された場合、心拍が不規則になっていることを意味します。心房細動は不整脈の最も一般的な形態です。

心房細動は、心房と心室の拍動が同期していないため不規則なパターンを起こすときに発生します。

心房細動の危険性

心房細動は対処可能な症状ですが、そのまま放置しておくと心臓内で血塊/血餅を引き起こす原因になる可能性があります。血塊/血餅が心臓から排出されると、脳卒中や心不全、その他内科的合併症を引き起こすことがあります。心房細動は65歳未満の人の約2%、65歳以上の人の約9%に発生します。症状は一時的または持続的で、医師による治療・投薬による処置が可能です。心房細動の症状がある場合でも、多くの人は健康で活動的な生活を送っています。

心房細動の症状

一部の心房細動患者には症状がない人もいますが、一般的には以下のような症状が現れます。

頻脈(頻拍)、激しい鼓動、不安定な鼓動 結滞(欠損) 疲労感 息切れ 胸の痛みや圧迫感 失神 めまい

ヘルスケアAppより

低心拍数または高心拍数

心拍数が50拍/分より下または120拍/分より上の場合は、"心電図"Appで心房細動をチェックできず、記録は判定不能となります。

心拍数が50拍より下

このAppでは心房細動をチェックできません。

ある特定の医薬品を服用している場合や、電気信号が正しく心臓に伝達されない場合は、心拍数が低くなる可能性があります。また、トップクラスの運動選手を対象としたトレーニングなどを受けている場合も、低心拍数になる可能性があります。

心拍数が120拍/分より上

このAppでは心房細動をチェックできません。

心拍数が高くなる原因としては、運動、ストレス、緊張、アルコール、脱水症状、感染症、心房細動、不整脈などがあります。

ヘルスケアAppより

判定不能

結果が判定不能な場合は、記録結果を分類できません。これには、記録時に腕を机の上などに置いて安定させなかった、またはApple Watchのバンドがゆるんでいたなど、さまざまな原因が考えられます。

正確に測定するには、いくつかの方法があります。

記録中は腕を机やひざの上に置いてみてください。リラックスしてあまり激しく動かないようにしてください。

Apple Watchが手首にしっかり装着されていることを確認してください。バンドもきちんと締めてApple Watchの裏面が手首に正しく接触している必要があります。

手首とApple Watchに汚れがなく濡れていないことを確認してください。汗や水分は記録精度低下の原因になります。

"設定"で選択されている方の手首にApple Watchが装着されていることを確認してください。

電気的干渉を避けるため、電源コンセントに接続されている電気機器から離れて下さい。

上記のいずれの方法でも改善しない場合は、判定不能の原因となる要因が常に存在すると考えられます。

心拍数が100拍/分から120拍/分の範囲内にある。

ペースメーカーまたは植え込み型除細動器(ICD)を使用している。

測定記録には、Appが認識できるように設計されていないその他の不整脈または心臓の以上の兆候があらわれる場合があります。

電気信号が弱い場合があります。これにはさまざまな原因が考えられますが、ごくまれに、測定するために十分な電気信号を発していない体質の人もいます。

繰り返し判定不能の結果が出る場合や、体調がよくないと感じる場合は、ぜひ医師に相談してください。

ヘルスケアAppより

4つの判定パターンの説明を確認したら、画面下にある続けるをタップします。

心電図機能の知っておくべき4つのポイント

すると、画面が切り替わり、次に用意されているコンテンツは、知っておくべき4つのこと、になります。心電図Appを利用するにあたっての重要な説明になっています。1つ表示されるごとに、画面下にある次へをタップする毎に2番目、3番目、4番目の重要事項が表示されていきます。以下で、1つずつ取り上げます。

心臓発作を見つけることはできない

血液の凝固や脳卒中を検知はできない

心臓関連の他の病気を検知できない

自分で体調がよくないと感じたら、医師の診断を受ける

4つ目は、自分で体調が悪いなと感じても、Apple Watchの診断では洞調律だから大丈夫ではないかという、Apple Watchの判定に依存しすぎてしまうことのないように注意喚起になっていますね。私たちも気を付けたいところです。

4つの重要事項の説明をすべて読み終えたら、画面下部の続けるをタップします。

最初の心電図を取る

すると、最初の心電図を取る、という画面に切り替わるので、内容を読むと次の手順からはApple watchを操作することになるので、iPhone側での初期設定はこれで終わりのようです。

Apple Watchで心電図Appをタップ

Apple WatchのDigital Crownを1回押し込んで、各種メニューの一覧表示画面に進んで、下記の写真にあるような心電図Appのところをタップします。

すると、初めて心電図を使うときには必ず表示がされるのであろう、設定上の注意店の紹介が表示されるので、設定に問題がなければ、OKをタップします。

心電図測定の開始

すると、心電図の測定が始まりますので、これまでに伝えられていた測定時の注意事項である、腕を机の上などに置き、左腕にApple Watchを装着している場合は、右手の指でDigital Crownに触れている状況を作りましょう。

安静にした状態で、30秒間の計測が終わると、判定が表示されます。その流れで、心臓発作の兆候をチェックができないことが伝えられます。

結果の判定表示

さらに、体調がよくありませんか?と表示されるので、特に問題がなければ完了をタップして終了します。

なお、今回記録した心電図データは、すぐにiPhoneのヘルスケアAppへの転送されることが記載されています。

iPhoneのヘルスケアAppで心電図データをチェック

ヘルスケアAppを起動してみると、設定の完了と表示され、初回の心電図記録が表示されました。ここで画面下部の完了を押せば、すべて終了です。

心電図データ詳細

なお、心電図データ部分をタップすると画面が切り替わり、心電図詳細が表示されます。なお、心電図記録を医師に提出するケースもあるため、PDFで書き出しのできるリンクが青い文字で表示されています。

さらに下にスクロールすると

  • サンプルの詳細
  • デバイスの詳細

という2つのデータを確認することができます。サンプルの情報としては、記録した日時がまとめられており、デバイスの情報はApple Watchの各種バージョン情報が一覧表示されていました。

以上で今回の記事は終わりです。皆さんも自分自身の健康管理のために、心電図機能使ってみませんか?

参考リンク

Apple Watchで心電図 App を使って心電図をとる

Apple Watch の心拍数測定のしくみ