自分の体温で最適な形状に変化する素材を採用しフィット感良い!SednaEarfit XELASTEC for AirPods Pro購入レビュー

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【更新履歴】1/8 1年5ヶ月使用後の状態を追記、写真も複数枚追加

2020年8月7日に販売が開始された、AZLA社製のAirPods Pro用イヤーチップ(SednaEarfit XELASTEC for AirPods Pro)をさっそく購入・入手しました。実際にAirPods Proに着用した状態で使用した感想をレビューします。

製品概要

今回購入したサードパーティ製イヤーチップの概要をご紹介します。

製品名

AZLA社製AirPods Pro用イヤーチップ SednaEarfit XELASTEC for AirPods Pro

用意されているサイズは、SS / S / MS / M / ML / L の6サイズです。今回購入したのは、SS, S, MSサイズがそれぞれ1ペア毎にセットになったものになります。1つの製品パッケージにイヤーチップが6個封入されています。

型番

AZL-XELASTEC-APP-SET-S

販売元

株式会社アユート

購入価格と購入元

本体価格(税込) 3,224円

2020年8月9日にYahoo!ショッピングにて予約注文。8月13日商品受け取り

イヤーチップが6個ついているので、購入総額を6で割ると、1個あたりの金額が税込537.3円になります。この製品の前に購入した低反発素材のイヤーチップが1個あたり525円くらいなので、10円ちょっと高い位で購入することができました。

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本製品の特徴

製品パッケージに本製品の特徴が記載されているので、転載します。

TPE素材の採用
  • 装着後、体温により傘部分の形状が軟化し耳にフィット、吸いつくような極上のフィット感が得られます
  • 使用後は常温で元の形状に戻ります
  • XELASTECはアメリカFDAとEU10/2011規定を遵守する原材料で生産したドイツKRAIBURG TPE社のTPEを採用し安心して使用できます

交換用イヤーチップサイズ

チップの高さは、サイズによる違いはなく、すべて7.65mm。

直径がサイズによって異なります。

パッケージの開封

パッケージ裏面の左端に、円形の切込み線が入っているので、そこに親指を切込み線の形状に合わせて、力を入れてパッケージの中へ押し込みます。(写真左)

その後、左側にパッケージ左端側を引っ張ると、内部にある本製品にアクセスできます。(写真右)

内容物

交換用イヤーチップが収められた透明なプラスティック製の簡易ケースとイヤーチップの取り付け・取り外しの方法が書かれた正方形の厚紙

製品写真

ここからは、パッケージ開封後、取り出したイヤーチップの写真を掲載しています。

イヤーチップ単体

写真を通して見ると分かりやすいですが、AirPods Pro本体に装着する部材が黒くて、耳に触れる素材が透明になっているので、本体装着部分が透けて見えています。

純正イヤーチップとの比較 SSサイズ同時比較

SSサイズは、純正イヤーチップと比べてもそのコンパクトさがお分かりいただけるのではないでしょうか?

純正イヤーチップとの比較 Sサイズ同時比較

Sサイズでも、純正イヤーチップよりも少しだけ小さいサイズのように見えます

純正イヤーチップとの比較 MSサイズ同時比較

MSサイズとなると、純正イヤーチップよりも一回り大きいと感じます。

純正イヤーチップとの比較 3サイズ同時比較

左から順に、純正イヤーチップ、SSサイズ、Sサイズ、MSサイズとなります。イヤーチップの形状が純正だと楕円形となっており、本製品は円形の為、比較が難しいのですが、純正イヤーチップと大きさを比べてみると、SサイズとMSサイズの中間に位置しているように感じます。

AirPods Pro取付け後

実際にAirPodsProに取付けを行った状態で見てみても、違和感ありませんでした。むしろ、XELASTEC素材部分が透明で内部構造の部材が透過できることで、純正のイヤーチップよりもイメージにあっているようにも思えます。

充電ケースに入れた状態

私が購入したのは、Sサイズですが、充電ケースにAirPods Proを収納してもきれいに納まっています。蓋も何も問題なく、閉じることができました。

AirPods Pro本体を埃や耳垢の付着を防ぐメッシュ構造

これまでに発売されたサードパーティ製品となると、メッシュ素材のフィルターがないものもありますが、本製品にはきちんとフィルターが備わっていました。

実際に利用してみた感想

前述の特徴で伝えられているように、イヤーチップの素材が、人の体温で形状が変化し、個人毎に異なる耳道の大きさにフィットすることになります。この特徴から、シリコン素材の純正イヤーチップと比べた時に、装着後のズレがなく利用できていることをについて改善を感じています。

装着時には耳道へグイと押しこむことが必要

本製品の特徴にあるように、自分の体温での形状変化を促すため、そして自分の耳道の形状にフィットさせる必要があるため、装着時にはAirPods Proをグイっと1回押し込んであげた方が良いと思いました。しかし、何度も耳道に押し込む必要なく装着することができます。

装着してみて感じた違和感

装着後の状態について、両耳、または片耳だけ装着状態のままで違和感を感じることがありました。もう少し、具体的に説明すると、なんか隙間が空いているように感じるようなイメージです。

この場合の解決方法は2つあります。

違和感の解消する2つの方法
  • XELASTECイヤーチップのサイズを変更する
  • AirPods Pro側と本製品のアダプタがしっかりはまっていない可能性があるので、正しく取付けを行う

私の場合、両耳で違和感を感じましたが、その解消方法はそれぞれ別となり、右耳側はサイズの変更、左耳はAirPods Pro本体と本製品がしっかり取付けられていなくて、正しく装着することで解消となりました。ちなみに、ちゃんと取り付けられていない状態で耳に装着すると、耳から取り外しを行うときに、イヤーチップ部分が本体と分離してしまって、耳道にはまったままになることもあるので、ご注意ください。もし、分離して耳道に残った状態になってもあせらずに、指で摘み上げれば取り出せるので大丈夫です。

XELASTEC素材と本体取付け部材は分離する

また、本製品の特徴として、本体との取付け部材とXELASTEC素材部分に分離することができます。下の写真で分かるように、XELASTEC素材は円形になっていますが、本体との取る付け部材は楕円形になっています。写真右上の取り付け部分の楕円形上をAirPods Pro本体側と合わせながら接合することになります。

また、XELASTEC素材と本体取付け部材を接合する時には、耳と接する素材部分をグイっと引っ張り上げて、左下の写真のようにお椀のようにした状態で下側の土台部分に、写真右下にある本体取付け部材の先端部分をグイグイと押し込んであげることで、接合することができます。XELASTEC素材が伸び縮みする性質があるので、押し込みがし易いと感じました。

高いフィット感を装着後のズレのなさで体感

本製品のPRポイントに高いフィット感がありますが、メディアサイトのレビューに散見される”吸いつくようなフィット感”は実感してはいませんが、その代わりに純正のイヤーチップを使っていた頃に、自分の耳の不随意運動でズレてしまうことがしばしばありましたが、この製品を使っている間はズレを感じることは一度もありませんでした。きっとこの体験が、吸いつくようなという表現になるのでしょうね。

高い密閉感からもたらされた副次的効果

AirPodsProで音楽を聴いている時に、本製品の高いフィット感とズレにくい素材と相まって、密閉感が高まり外部音のノイズが入ってこなくなると、音量のボリュームも必要以上に挙げる必要がなく、ヘッドホン難聴のような聴覚異常をもたらすリスクも軽減でき、またこれまでノイズで掻き消されていた楽曲の細かな音にも気づくことができるようになり、音楽鑑賞における総合的なパフォーマンスUPにもつながることが、このイヤーチップを使うことで体感できました。

1年5ヶ月使用後の状態

TPE素材のメリットとして、装着後に体温によって傘部分の形状が軟化し耳にフィット、吸いつくような極上のフィット感が得られると説明がされていますが、1年と5ヶ月ほど使い続けた結果、イヤーチップがどのような状態に変化しているのかを写真に収めてみたので紹介します。

耳との設置面

左上の写真では、イヤーチップ正面から見たものですが、真円形だった穴が縦長の穴に変形しています。また、右下と左下の写真では、イヤーチップの傘部分がまるで山の頂きと麓のように耳穴にフィットした形状に変化してました。

なお、左下の写真を見て分かりますが、長期間にわたる使用を続けていたからか、TPE素材が破れていました。

AirPods Proとの設置面

AirPods Pro本体との接続面から見ても、自分の耳穴の形状にぴったりとフィットするように形状変化していることが分かります。左上の写真を見てみると、購入当初の真円とは全く異なり、耳穴の形状に合わせた複雑な形になっていました。その他、3つの写真にあるように横から撮影した写真でも、イヤーチップの傘部分が、どの方向においても異なる形に変化しています。

長期間の使用より、TPE素材の破れが認められたため、また新しいイヤーチップを購入したいと思います。

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