【更新履歴】4/25 付属品の充電ケースに写真4点とその説明 を追加しました。
はじめに ~ AirPodsPro購入の経緯 ~
私は、iPhoneやApple Watchを持っていますが、実はこれまでAirPodsは持っていませんでした。
その理由は、SONY製のノイズキャンセリングヘッドホンを長年愛用していたので、外に出かけるときは真夏であっても、ヘッドホンで音楽を聴いてました。
カジュアルなスタイルで音楽鑑賞を楽しむことができそうなAirPodsも気になったこともありましたが、
- ノイズキャンセリングの機能が実装されていない
- 自分の耳が周りと比べると作りが小さい方で、イヤホン筐体の型が合わないことが多く、長時間着用していると痛くなってくる
以上2点がネックで購入を見送っていました。
しかし、先日発売されたAirPods Proには、ノイズキャンセリングが実装されたことを受けて購入を決意して、ようやくAirPodsデビューすることとなりました。
このページでは、これから初めてAirPodsProを購入することを検討している方に向けて、自身の実体験を元に役に立つであろう情報を掲載しています。
購入前に知っておきたいこと
まずは、購入する前に基本的な情報をまとめてみました。
発売モデル
AirPods Proは2019年11月現在、1種類しか発売されていません。
普通のAirPodsは、第2世代が発売中です。
第2世代のAirPodsとの違いは?
無印のAirPodsとProにはどのような差があるのかをまとめてみました。
機能面
Proのみ対応
- ノイズキャンセリング
- アダプティブイコライゼーション
- 耐汗耐水性能
の3つがあります。
ノイズキャンセリング機能
- 室内で掃除機で掃除している音
- 外出時の車や電車、飛行機といった乗り物のエンジン音や空調の音
- 工事現場やスポーツのスタジアム、コンサート会場での音
- 会社のオフィスでのOA機器やサーバーから発せられる音
- 変わったところでは、他人の声も
など、世の中には多くのノイズがあるのですが、それら様々なノイズを低減してくれて、自分の効きたい音楽に集中することができるものです。
最近、イヤホン難聴(ヘッドホン難聴)という言葉があり、
[blogcard url=”https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/sensory-organ/s-002.html”]
この難聴を予防するためにも、このノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンやイヤホンの使用が推奨されています。
なぜなら、自分の聴きたい音楽を、ノイズキャンセリング機能のないイヤホンやヘッドホンのように、
必要がなく済むメリットがあるからです。
アダプティブイコライゼーション
この機能は、
機能になりますが、これは高音質化というよりも、本来の音楽データが持っている情報を、ユーザーの耳の形状や周りの環境音を測定しながら、きちんと届けるための仕組みというように理解しています。
簡単に言い換えると、
と言えると思います。
低音がドーンと響く、というものではないので、そういったテイストがお好みの方は、あまりお勧めできないかもしれませんね。
耐汗耐水性能
AirPods Proで初めてIPX4相当の耐汗耐水性能がつきました。
IPX4相当というのは、
もので、防沫型ともいわれていて、IPX3が防雨型とされているので、それよりも1段階上位となり、外出時に雨に濡れてしまっても耐水性でカバーできるようです。
また、キッチンやアウトドアで使っていて水しぶきがかかってしまっても、
水飛沫(みずしぶき)
と表されるように、耐沫型になっているので、安心して使えそうです。
バッテリー駆動時間
Apple公式サイト上での説明をそのまま掲載します。
AirPods Pro単体運用
- 1回の充電で最大4.5時間の再生時間(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間)
- 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間
実際に利用しての感想ですが、およそAppleの公称している4.5時間くらいは稼働してます。
AirPods Proを未使用時に充電ケースで充電すると
- 24時間以上の再生時間
- 18時間以上の連続通話時間
- 充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間
付属品
付属品にも無印AirPodsと異なる内容物が2つ存在しています。
- 交換できるイヤーチップのサイズが、S / M / L の3種類用意
- 充電ケースは、Qi規格対応のワイヤレス充電とLightningケーブル接続による有線充電の両方に対応モデルが最初から付いてくる
イヤーチップ3サイズ分
イヤーチップ(一般的には、イヤーキャップ)については、自分の耳の穴の直径にあわせて、3種類のイヤーチップから選ぶことができます。
イヤーチップのうち、MサイズのキャップはAirPodsPro本体に最初から取り付けされています。
SサイズとLサイズについては、AirPodsProが入っていた箱の中に入っている、角丸のパッケージの中に収められています。
充電ケース
充電ケースは、第2世代のAirPodsがLightning充電と非接触充電両方対応のケースが販売されている一方で、Lightning充電単体ケースもあるのですが、AirPodsProではこれら2つの充電方式に対応しているケースが最初から付いてきます。
充電ケースのサイズは、私の目算でおよそ縦幅が4.5cm、横幅が6cmとなっていて、下の写真には掲載していませんが、奥行が2.2cmです。
私のiPhone8の縦幅と比べると、およそ3分の1のサイズになってました。片手で持ってみて、手のひらに置いても十分余裕があります。
服のポケットやカバンの中などに入れていても、それほど場所を取らずにすむコンパクトさが好印象です。
値段
AirPods(第2世代)ワイヤレス充電対応ケース付き 25,080円(税込)
AirPods(第2世代)Lightning接続充電対応ケース付き 19,580円(税込)
第2世代のAirPodsと機能や付属品の違いがあって、最大で11,000円の差が付いています。
- ノイズキャンセリング機能が欲しい
- 自分の耳穴のサイズに、よりフィットさせたい
- 防水性の高いものが良い
これら3つの特長に11,000円の差額を払ってもいい、と思えるのであれば買い、ということになります。
購入後に行うこと
では、実際に購入した後で必要となることを説明します。
iPhoneと初めてのペアリング
- iPhoneとAirPodsProの充電ケースを近くに用意する
- 充電ケースの蓋を開ける
iPhoneとのペアリングはたったこれだけで終わりです。とても簡単です。
下の写真のように、iPhoneのホーム画面の下から、AirPodsProの充電ケースが浮き上がってきて、蓋が開いて、くるくると回転を始めます。
ケースの下側に【接続】と出てくるので、そこをタッチすればペアリングが開始となります。
接続中の表示が消えて、充電ケースからAirPodsProが上に浮き上がったら接続完了の合図、次に機能ガイドが出てきます。
ペアリングの際に気を付けたいポイント
充電ケースからAirPods本体は取り出さず、ケースの蓋だけ、パカっと開けた状態でペアリングできます。
私の場合、最初にこれが分からず、ケースから完全に取り出してしまって、ペアリングに失敗してました。
その時の一連の動画を撮影しましたので、ご覧ください。
正しい着用位置
初めてだと果たして正しい着用場所はどうなのか、わからないものです。
AirPods Proの形状は、柄の部分が斜め下を向いているのが正しい位置となるため、
正しい着用位置は、AirPodsの柄の部分が斜め下を向くようにイメージして着用してみてください。
イメージは、耳の穴の下にある2つの出っ張りの間に本体部分を押し込む、です。
おじさんの汚い写真にて、心よりお詫び申し上げます m(_ _)m
こんな感じです。
柄の部分がこんな風に水平な位置に近づくと、たぶんきちんとはまってないです。
なお、イヤーチップ部分は、楕円形となっていて、人間の耳穴の形状に近いため、普通の円形の他社製のそれより、ずれることなくきっちりとイヤーチップをはめやすいのではないでしょうか?
上の写真を見て分かりますが、イヤーチップの穴の奥はメッシュ状の蓋のようなものがついていて、AirPodsProの本体へ異物が入らないようになっていますね。
AirPodsProの各種設定
AirPodsProの設定を変更するための手順を案内します。
まずは、設定アプリをタッチ
次に、Bluetoothをタッチ
するとBluetooth機器の一覧が表示されるので、すでに接続済みとなっている、
AirPodsProの右横にある、iのマークをタッチ
ここまで進めると、ようやく設定の変更ができる画面になります。
青文字で表示されている、接続解除とデバイスの登録を解除というのは、Bluetooth機器共通で出てくるメニューなので、本題はその下のメニューからになります。
AirPodsProの名称
AirPodsProの名前の変更ができます。
名称の右側にある > でお分かりになられる方もいると思いますが、名称の変更が可能です。
あるあるの話ですが、自分の名前で、〇〇のAirPodsProって表示されるところが嫌な方、ぜひ変更ください!
ノイズコントロール
ノイズコントロールでは、
ノイズキャンセリング機能のオンとオフ
の切り替えに加えて、さらに
外部音取り込みモード
以上の3つの手動で変更ができます。
AirPodsを押したままにします?
日本語がちょっと可笑しくて、何言ってるかよくわからないと思いますが、これは感圧センサーの設定変更となります。
具体的には、左と右のところをタッチすると、
(下のスクショは、左をタッチしたところです)
感圧タッチに割り当てる機能として、
- ノイズコントロール
- Siri起動
以上の2つに割り当てが可能だと分かります。
ノイズコントロールを割り当てている場合は、さらに下に、モードとして用意するものを選択できる(チェックを入れるか、外すの2通り)ようになっていて、私は3種類すべてを有効にして、切り替えができるようにしています。
冒頭の設定画面に戻って、ここからさらに下にスクロールすると、
こんなメニューがでてきます。
イヤーチップの装着状態テスト
このテストは、自分好みで選んだイヤーチップが自分の耳にきちんとはまっているか確認するものです。
テストを実施したい場合は、青い文字のところをタッチして下さい。
ただし、テストをする時の装着状態でのみのテストとなるため、その後のずれまでは考慮されないので、そこはやはり自分でずれのない大きめのサイズに付け替えるなど、調整が必要があると理解した方が良いと思います。
自動耳検出?
ここもなんだか日本語訳が変ですが、iPhoneのスピーカーで音楽を聴いていて、それからAirPodsを耳に付けたら、自分で音の出力先を手動で変更をすることなく自動で出力先を、AirPodsProに変更をしてくれる機能になります。
ここは、誰もがみんな、
オン(有効)
にしておいて良い項目になると思います。
マイク
音楽鑑賞中などに、電話がかかってきた時に、自分の声を拾うマイクをどちらに設定するか、の変更ができるようです。
ここはそれほど悩むことなく、
自動的にAirPodsを切り替え
の一択で良いのではないでしょうか?
Apple Watchとの接続
iPhoneでサインインしているiCloudアカウントとペアリングしているApple Watchも同じアカウントで紐づけられているはずなので、特にApple Watch側での事前接続登録はまったく要りません。
Apple Watchミュージックアプリでの操作
iPhoneで音楽を聴いている時に、Apple Watch側では下の画面になっていると思います。
ここで、左下のアイコン(3重丸と△があわさったもの)をタッチすると、
ノイズコントロールの切り替え画面になります。
iPhoneでの設定の変更は、何回か操作することが発生するので、Apple Watchユーザーの方だったら、この方法の方が楽なんだろうと思います。
もし、ノイズコントロールの画面が出なくて、音楽を出力するオーディオ選択画面が出た場合は、AirPodsProをタッチしてください。
その後、改めて左下のアイコンをタッチすれば、ノイズコントロールの画面が表示されると思います。
豆知識その1 片耳だけでの利用
AirPodsProって、片耳だけでも使えるのかなぁ?
はい、片耳だけでも、音楽を聴いたり、電話で会話もできますよ。
自分で試してみて分かったのですが、実はAirPods Proは、片耳だけ着用していても利用できます。
音楽を聴くことも、もちろん片耳だけでも大丈夫です。音楽鑑賞は両耳でステレオで聴くのが良いので、それに越したことはありませんが。
さらには、電話で会話する時も、右耳用、左耳用、共にそれぞれマイクが付いているので、片耳だけで電話の会話もきちんと成立します。
なかなかの優れものですね。
豆知識その2 バッテリーが少なくなるとどうなる?
Airpods Proを使っている時に、バッテリーがなくなると急に使えなくなるのかなぁ?
バッテリー残量が少なくなると、少なくなりましたよ、充電してください、という効果音が鳴りますよ。
AirPods Proのバッテリー残量が少なくなると、
ポ、ポ、ポ~ン
という、何か拍子抜けしたような効果音が鳴ります。
それが聴こえたら、充電が必要な合図になるので、充電ケースに入れて充電すると良いです。
豆知識その3 イヤーチップを失くして/破損してしまった
イヤーチップを失くしてしまいました。。。
でしたら、イヤーチップ単体で販売しているので、購入をご検討ください。
2020年4月16日から、AirPodsProのイヤーチップが単体で販売されるようになりました。いずれかのサイズ左右2ペア計4個で900円(税別)になります。
詳しくは、下の別記事をご覧ください。