このページでは、FX(外国為替証拠金取引】でのお金の稼ぎ方のうち、スワップポイントで地道に日銭を稼ぐ方法について紹介しています
なお、本ページを作成・投稿するにあたり、購入運用資金として5万円用意し、FX取引を行なった上で体験したこと、得た知識をまとめた上で掲載しています
目次
予算5万円で始めるオススメ取引パターン
FX取引の主要ペアである
- USドル買・円売
- ユーロ買・円売
- 英ポンド買・円売
ではなく、その次に取引されることの多い
- 豪ドル買・円売
- NZドル買・円売
- 加ドル買・円売
のペアになると、1万通貨の取引を始めても、ある程度の為替変動に耐えるための余力として、1万数千円を残しておくことができるため、この後で説明するスワップポイントを貯めながらFX運用を比較的長く続けていきやすいので、FX初心者にオススメです
スワップポイントとは?
スワップポイントとは、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うポジションを取った際に、2国間の金利差の調整のため、投資している人のFX口座へ支払われるお金のことを言います
具体的な通貨名で説明すると、日本銀行による超低金利政策が続いている日本円🇯🇵を売ることを軸に、日本よりも高金利政策を敷いている外国通貨を購入することで、スワップポイントの受け取りが可能です
国 | 政策金利 |
---|---|
🇲🇽 メキシコ | 10.50% |
🇹🇷 トルコ | 9.00% |
🇿🇦 南アフリカ | 7.00% |
🇺🇸 アメリカ | 4.25% |
🇨🇦 カナダ | 4.25% |
🇳🇿 ニュージーランド | 4.25% |

超低金利政策を敷いている日本円を売通貨に指定することが、より良い条件でスワップポイントをもらうための鉄則と言えます
実際の取引状況
1NZドル=82円半ばで約定(NZドル・1万通貨分買ポジション)
レバレッジ:25倍
50,000円は全て投資せず、約33,000円に留め、残金(約16,000円)は為替差損リスク軽減のため留保しておく

1NZドルが1円、円安に振れると評価損益が+1万円になります
1NZドルが1円、円高に振れると評価損益が-1万円になります

1日分の受け取り金額
本サイト運営者が実際に受け取った金額は、以下の通り(2023年1月5日時点)
売買ポジション | 保有通貨単位 | 受取り金額 |
---|---|---|
🇳🇿NZドル買・🇯🇵日本円売 | 1万 | 89円 |
89円 x 31日 = 2,759円
89円 x 365日 = 32,485円
*政策金利に変更が生じなかったと想定した場合
受け取りの頻度
スワップポイントは、1日1回、1年間では365日分受け取ることができます
なお、土曜日、日曜日、祝日の場合、繰延となり複数日分をまとめて受け取ることになります
一般的に、土・日のスワップポイントは、その前の木曜日に3日分まとめて先払いされます
スワップポイントの現金化
スワップポイントを現金化する場合、以下の2つの方法があります
- 保有しているポジションを決済する
- 保有しているポジションはそのままにスワップポイントのみ受け取る
2つ目の方法について、スワップポイントだけ受け取りが可能なメニューのあるFX事業者のみとなります
注意点
高金利通貨を売って、低金利通貨を買うポジションを取った場合、投資している人は金利差調整金額の支払いが発生することになるため、注意が必要です
本ページでは、投資している側にスワップポイント分の金額の支払いが発生する取引はお勧めしません
スワップポイントの副次的効果
スワップポイントで実質約定レートが改善
外国為替の取引をする以上、約定レートとその後の為替変動による利益(リターン)と損失(リスク)は常に付いて回ることになります
例えば、自分の取引した買ポジションの約定レートから、さらに円高に振れてしまった場合、当然ながら損失が発生してしまいますが、NZドル買・日本円売で1万通貨のポジションを所有している場合、2023年1月5日時点でスワップポイントを1日分となる89円受け取ることになり、この1日分だけで約定レートが0.0089NZドルだけ良い条件で購入できたことと同じ考えになります。
例えば、これが1ヶ月間(31日間)スワップポイントを貯めると、2,759円になり、約定レートが0.2759NZドル分好条件で取引できたことになります。(スワップポイントに変更が生じなかった場合の想定)
そして、スワップポイントは、そのまま保有しておくことで、ポジション必要証拠金も増額することになり、多少の円高に相場が振れても強制ロスカットになることなく、市場に止まり続けられる副次的な効果があります
このようにスワップポイントで受取ったお金を出金することなく、FX市場で長くポジションを持ったまま、取引をし続けることこそ、本ページでいう地道にスワップポイントで稼ぐ、という実践となります
たまには自分にご褒美を
スワップポイントが貯まりに貯まった時には、自分へのご褒美ということで、強制ロスカットの憂き目に合わないようにリスク管理をしっかりと考えた上で、スワップポイントを全額ではなく、一部切り崩す形で出金した上で
- 欲しいものを買う
- 美味しいものを食べる
- リフレッシュのための旅行費用に充てる
などしても良いと思います。私もそんな息抜きができる日を楽しみに、1日1日を過ごしていきたいと思います。