WH-1000xm3に対応しているSONYのヘッドフォン連携アプリ【SONY Headphones Connect】を使って、ヘッドフォンのどのような設定ができるのかをご紹介します。

アプリの初期画面
ヘッドフォンとアプリの接続は下記投稿をご覧ください。
接続が完了すると下の写真の画面になります。
ヘッドフォンのバッテリー残量が視認できるのが、便利ですね。

サブメニュー
右上にある … をタッチすると、

下の画面にあるように、サブメニューが現れます。

WH-1000XM3バージョン
読んで字のごとく、現在のヘッドフォンのファームウェアのバージョン情報を確認できます。

Music Centerを起動
私のiPhoneにはインストールされていないので、下のような画面になりますが、

Music Centerがインストールされていると、楽曲の再生などができるようです。
詳しくは、下記リンクでご確認ください。
お知らせ
たぶん、ヘッドフォンのファームウエアや本アプリのアップデートなどがあった時に更新されると思いますが、それらの更新情報を確認できます。

アンケート
スクショ撮影時点では、用意されているアンケートがありませんでした。

このアプリについて
本アプリのバージョン情報など、下にある情報を確認いただけます。

ヘルプ
本アプリや接続登録済のヘッドフォンのサポート情報が一覧表示されます。利用上でのトラブルがあったら、ここを覗いてみると良いかもしれませんね。

設定できる項目
アダプティブサウンドコントロール
アプリ上の解説には、
あなたの行動をアプリが検出し、外音コントロールの設定を自動的に切り替えます
とあります。
用意されている行動パターンとして、
止まっている
プリセット設定内容
外音コントロール オン
外音コントロール度合い 20(最大限に外音を取り入れる)
ボイスフォーカス(周りの人の声もより聞き取りやすくなる設定) オン

歩いている
プリセット設定内容
外音コントロール オン
外音コントロール度合い 12(最大限の60%程、外音を取り入れる)
ボイスフォーカス(周りの人の声もより聞き取りやすくなる設定) オフ

走っている
プリセット設定内容
外音コントロール オン
外音コントロール度合い 20(最大限に外音を取り入れる)
ボイスフォーカス(周りの人の声もより聞き取りやすくなる設定) オフ

乗り物にのっている
プリセット設定内容
外音コントロール オン
外音コントロール度合い ノイズキャンセリング(最大限に外音を排除する)
ボイスフォーカス(周りの人の声もより聞き取りやすくなる設定) オフ

の4つが用意されており、iPhone側のセンサーを使ってそれぞれのパターンと、持ち主の行動を照合して、最適なパターンを実行する、という仕組みだと思います。
ファームウェアのアップデートにより、このパターン切り替えのアルゴリズムが改善されたとありますが、私はこの仕組みによって、勝手にパターンを変えられてしまうのが嫌なので、元々使っていません。
外音コントロール
アダプティブサウンドコントロールを使わない場合のノイズキャンセリング強度を調整します。

ノイズキャンセリングの強度は、22段階用意されており、
強度が強い順に
ノイズキャンセリング
↓
風ノイズ低減
↓
外音取り込み 1 ~ 20(20段階)
と設定できます。
また、ボイスフォーカス(周りの人の話し声を積極的に拾うモード)のオンオフも選択できます。
ノイズキャンセリングの最適化
アプリの解説として、
- 装着状態の最適化
- 周囲の気圧状態との最適化
の2種類あります。
これらの設定は、下記にある開始をタッチするか、ヘッドフォン本体の【NC/AMBIENTボタンの長押し】で開始できます。

私は普段、眼鏡をかけているので、眼鏡のフレームの厚み分、外音がヘッドフォンの耳当て部から入り込みやすくなるので、その対策として装着状態に最適化を行うことにより、より一層ノイズキャンセリングの効果を高めることができるようです。
また、あまり飛行機には乗らないのですが、飛行機搭乗時に、気圧が変わることによって、ノイズキャンセルの効き方も変わることから、周囲の気圧状態に最適化を行うことが可能です。
音楽が聞こえる方向を変更
耳元がデフォルトで、
- 前方正面
- 前方やや右、やや左
- 後方やや左、やや右
の5方向が設定できます。

いつも、耳元の設定のままで聴いているので、例えば前方に変更してみて、その効果のほどは?です。
ヘッドフォンなのだから耳元が一番いいと思います。
サラウンド(VPT)
SONY独自開発のバーチャルホンテクノロジー(VPT:Virtualphones Technology)の設定。

オフ、Arena、Club、Outdoor Stage、Concert Hallの5つから選べます。





こちらも、これといって必要性を感じていないので、オフにしています。
VPTについて詳しくは、下記リンク先の公式ページをご覧ください。
イコライザー
馴染みの深い方とそうでもない方にはっきりと分かれるのがイコライザーです。

プリセットのイコライザーとして、
Bright、Excited、Mellow、Relaxed、Vocal、Treble Boost、Bass Boost、Speech
が用意されており、それから手動で
Manual、Custom1、Custom2
もありました。
私はまったく設定したことがありませんです。
再生中の曲
iPhoneのミュージックから、楽曲を再生するとこちらにも表示と簡単な操作ができると思います。

音質モード
Bluetoothでの接続と関連があると思われる設定。
音質優先と接続優先の2つのモードがあります。

私の予想だと、
音質優先モードでは、LDACでの接続が設定されて
接続優先モードでは、SBCでの接続になるのでは
と考えています。
私は、音質優先で設定しています。
DESEE HX
ソニーの独自機能で、CD音源や圧縮音源を“ハイレゾ相当”の高解像度音源にアップスケーリングするというもの
詳しくは、下記の公式ページを参照下さい。
私は、少しでも高音質化を狙っているので、これを有効にしてます。

NC/AMBIENTボタンの機能を変更
以前までは、※外音コントロールのみの機能割り当てでしたが
※外音コントロール…
ボタン長押しでノイズキャンセリングの最適化の実行、
ボタン1回押すごとに、ノイズキャンセリングオン → アンビエントモード(外音を積極的に取り込む) → ノイズキャンセリングオフ の順に変わる
過去のファームウェアのアップデートにより、GoogleとAmazonのAIスピーカーとの連携ができる設定も増えました。
私はAIスピーカーを持っていないので。外音コントロールのままになっています。

自動電源オフ
WH-1000xm2では、接続されたデジタル音楽プレイヤーから音楽再生が一定時間行われていないと、(バッテリー消耗を抑えるために?)ヘッドフォン側の電源が自動的にオフになる仕様で、
例えば、音楽は聞かないけど、バスや電車、飛行機などの移動中、又は集中して勉強をしたい時に、ノイズキャンセリングだけ効かせておきたい場合の用途として使うことができませんでした。
m3では、この自動電源オフの機能を無効にすることができるようになりました。
私が1000xm3を購入しようと思ったきっかけになった機能の1つにもなります。

通知音と音声ガイダンス
いろいろな操作をするために、ヘッドフォンの物理ボタンを押す度に、通知音と共に設定内容を知らせる音声ガイダンスが流れます。
例えば、
電源ボタンを長押しすると、電源のオンとオフで、通知音と音声ガイダンス
1回押すと、バッテリ残量の音声ガイダンス
Bluetooth機器との接続のオンとオフで、通知音と音声ガイダンス
バッテリ残量が極めて少なくなると充電を促す通知音と音声ガイダンス
といった具合です。
それら、通知音と音声ガイダンスの言語を日本語以外に変更することができます。

用意されている言語は、日本語を含めて15種類で、残りの14言語は以下の通りです。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、フィンランド語、ロシア語、ブラジルポルトガル語、韓国語、トルコ語、中国語