2022年9月23日に発売予定のApple社完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルとなるAirPodsPro第2世代について、そのSPECが初代モデルと比べてどれだけ進化しているのかが気になったので比較することにしました。
また、現在所有している完全ワイヤレスイヤホンの中で不動の1番機となっているSonyのWF -1000XMF4も比較機種の中に加えています。
目次
スペック比較
AirPods Pro第2世代 | 初代AirPods Pro | WF-1000XMF4 | |
---|---|---|---|
発売 | 2022.9 | 2019.10 | 2021.6 |
価格 (税込) | 39,800円 | 34,800円 | 33,000円 |
チップ | H2 | H1 | V1 |
バッテリー 駆動時間 ANCオン時 | 6時間 | 4.5時間 | 8時間 |
高速充電 | 5分で 1時間分 | 5分で 1時間分 | 5分で 1時間分 |
重量 | 5.3g | 5.4 g | 7.3g |
防水防塵 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
コーデック | AAC | AAC | LDAC AAC SBC |
Bluetooth Ver. | 5.3 | 5.0 | 5.2 |
風ノイズ 低減 | × | × | ○ |
外音取込 | ○ | ○ | ○ |
片耳使用 | ○ | ○ | ○ |
装着検出 センサー | ○ | ○ | ○ |
公式に伝えられた初代からの進化ポイント
ここからは、9月の新製品発表会で伝えられた、初代AirPods Proとの違いについて紹介します
H2チップによるオーディオパフォーマンス向上
鮮明でクリアな高音と深みのある豊かな低音を極めて忠実に再現
再設計されたインマイクでより自然な音声伝達
自分の声を一段と正確に認識してクリアに再現。電話もビデオ通話も、相手により自然な声を届けられる
H2チップによるノイズキャンセリング機能向上
初代と比べて最大2倍の雑音を消すノイズキャンセリング機能を搭載
具体的には、ノイズキャンセリングマイクと後部の通気口から外部音が入ってきたのを検知し、新開発ドライバーとH2チップによって強化された音響アリゴリズムによって、ノイズを先代より最大2倍除去することが可能
シリコン製イヤーチップが1サイズ増えて4種類に
初代ではS、M、Lという3サイズがパッケージに同梱していましたが、第2世代ではSサイズよりも小さなXSサイズが加わり4種類に
外音取込み機能は適応型環境音除去と名前を変え進化
外音取込み機能は、第2世代から適応型環境音除去と名前を変えて、緊急車両のサイレンや電動工具のけたたましい音をしっかり除去した上で、周りの音をしっかりとキャッチ
ステム部によるタッチコントロールに音量調整が追加
初代AirPods Proの特徴となっていた軸部分(ステム)を押し込んでの操作に、ステム部のフラット面を上下にスワイプすることで、音量を上げたり下げたり、といった音量調整が追加
充電保管ケースも大幅に機能追加
アクティブノイズキャンセリング機能をオンにした状態で、連続音楽再生時間が初代から1.5時間伸びて6時間になった一方、充電保管ケースにはストラップホールがついて、カバンやポーチへ取り付けが可能
また、内蔵スピーカーもあり、紛失の際、または置き場所を忘れてしまった時にも音を鳴らして、探すことができるように
買い替える価値はあるか
私の独断と偏見とはなりますが、初代AirPods Proユーザー、WF-1000XM4ユーザーの2つの視点から、AirPods Pro第2世代へ買い替えるべきかをまとめてみます
初代AirPods Proユーザー
この場合は、買い替えをお勧めします
バッテリー稼働時間が、1.5時間延びたのは明確なメリットであり、また実際に試してみるまでは判断はできないものの、高音質化とノイズ除去強化は魅力的な機能強化になっています。
ただし、購入金額が40,000円にもなることから、後述するWF-1000XM4を始めとした他社製イヤホンのフラッグシップモデルにも手が届く金額になっているため、本当に良いものをと考えている人は、熟考した方が良いです。
無条件にAirPods Proが好き、Apple製品が好きという方は、この限りではありません。
WF-1000XM4ユーザー
バッテリー稼働時間、対応コーデック、風ノイズ軽減など、AirPods Proよりも優っている点が多く、またSONYのノイズキャンセルと高音質化のいずれの機能も実力十分です。
40,000円を支払ってまで、あえて乗り替える必要性を感じられません。
購入資金は、他のガジェットに回した方が賢明です。